セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 371 慢性肝疾患における血漿CTGF測定の有用性 |
演者 | 穂苅厚史(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科) |
共同演者 | 銭谷幹男(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 石川智久(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 宮崎修(第一化学薬品(株)), 深町勇(第一化学薬品(株)), 黄宝星(日本農産工業(株)), 遠藤幸喜(日本農産工業(株)), 竹原和彦(金沢大大学院・皮膚科学), 石黒晴哉(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 玉城成雄(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 木下晃吉(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 国安裕史(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 小池和彦(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 渡辺文時(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 高橋宏樹(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 田尻久雄(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科) |
抄録 | 【目的1Connective tissue growth factor(CTGF)は線維化の維持に関与し多彩な作用を持つ多機能性のペプチドである.CTGFはin VitroにおいてTGF-b刺激にて強く誘導されTGF-bの下流の遺伝子として作用を仲介することが示唆されている.肝臓でも慢性肝疾患においての発現尤進が報告されている.慢性肝疾患における血漿CTGFを測定し検討した.1方法】対象は慢性肝疾患患者170例(肝硬変(LC)36慢性肝炎(CH)84(B20C63NBNC1)AIHI1PBC14PH3脂肪肝11NASH6アルコール性肝障害2PSC2薬剤性肝障害1)を対象とし血漿をsa皿dWichELISA法にて測定したドメイン1ドメイン2の抗体を用いた測定系(CTGF総量)からドメイン1ドメイン4の抗体を用いた測定系(全長CTGF)の差(N末断片CTGF値)を検討した(単位pmol/L). ASTALTALPgGTPPlt4型コラーゲンとの相関また6ヶ月以内に肝生検しえたウイルス性慢性肝炎25例(B2CZZ)についてはStaging(F:新犬山分類)との相関を検討した【成績】N末断片と考えられる血漿CTGF値はLC群で91.7%の陽性率を認め(カットオフ値:健常群の平均+2SD)健常群CH群と有意差を認めた(p<O.OOO1). CH群においても健常群と有意差を認めた(p<0.0001).その他の群において有意差は認めなかった.血漿CTGF値は4型コラーゲンとはr=O.63と相関関係を認めPltでr=一〇.36ALPでr=0.36.ASTでr=0.30とやや相関関係を認めたALTはr=一〇.OO78yGTPはr=一{)14と相関関係を認めなかった.ウイルス性肝炎25例においては組織のStag・illgとはr=o.Mと相関関係を認めた.【結論】N末断片はしC群でCH群に比して高く4型コラーゲン肝組織のStagingと相関血小板数と逆相関を認め血va CTGF(N末断片)は新たな線維化マーカーとしての可能性が示された. |
索引用語 |