セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 414 RECISTにおけるべースライン長径和からみた進行胆道癌の検討 |
演者 | 佐々木隆(三井記念病院消化器内科) |
共同演者 | 伊佐山浩通(東京大学医学部附属病院消化器内科), 中井陽介(東京大学医学部附属病院消化器内科), 八島陽子(東京大学医学部附属病院消化器内科), 八木岡浩(JR東京総合病院消化器内科), 木暮宏史(関東中央病院消化器内科), 有住俊彦(東京大学医学部附属病院消化器内科), 外川修(東京大学医学部附属病院消化器内科), 松原三郎(東京大学医学部附属病院消化器内科), 伊藤由紀子(日本赤十字社医療センター消化器内科), 笹平直樹(東京大学医学部附属病院消化器内科), 平野賢二(東京大学医学部附属病院消化器内科), 辻野武(東京大学医学部附属病院消化器内科), 多田稔(東京大学医学部附属病院消化器内科), 川邊隆夫(東京大学医学部附属病院光学医療診療部), 小俣政男(東京大学医学部附属病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】進行胆道癌に対する化学療法における腫瘍volumeと予後との関係について考察する.【方法】対象は東京大学消化器内科およびその関連施設において2002年1月から2007年10月までに経験した測定可能病変を有する進行胆道癌のうち初回治療としてGEMS-1を中心とした化学療法を行った58例.ベースライン長径和からみた進行胆道癌の現状についてretro-spectiveに検討した.【結果】年齢中央値は66歳.性別は男/女=33/25PSは0/1/2=19/34/5.癌種は胆嚢癌(GC)/肝内胆管癌(正【C)/肝心胆管癌(EHC)/乳頭部癌(PC);31/20/6/1.治療開始時のレジメンはGEM/S-1/GEM+他剤=33/15/10であった.全体でのベースライン長径和の中央値は99mmであったためA群:100mm未満B群:100mm以上でわけて検討奏功率はA群21%B群10%MSTはA群14.5ヶ月B群5.4ヶ月であった(p=0.001).癌種別のベースライン長径和の中央値はGC/IHC/EHC/PC;100/112/56/30mmと差を認めた.症例数の多い㏄とIHCで検討するとMSTはA群(GC)14.5ヶ月B群(GC)5.4ヶ月A群(IHC)14.5ヶ月B群(IHC)5.9ヶ月と二種ごとでも胆道癌全体と同様の傾向を認めた.【結論】ベースライン長径和が大きいほど奏功率および予後が悪いことが示唆された.また癌種別で治療開始時のベースライン長径和に差があることが示唆された.さらに予後不良とされるGCや正[Cでもベースライン長径和が100mm未満であれば比較的良好な予後が期待できると考えられた. |
索引用語 |