セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P009 食道小細胞癌4例の検討 |
演者 | 関根理恵子(国立病院機構東京医療センター消化器科) |
共同演者 | 高橋正彦(国立病院機構東京医療センター消化器科), 岸野竜平(国立病院機構東京医療センター消化器科), 中里圭宏(国立病院機構東京医療センター消化器科), 小笠原ちか(国立病院機構東京医療センター消化器科), 高林馨(国立病院機構東京医療センター消化器科), 加藤祥子(国立病院機構東京医療センター消化器科), 南雲大暢(国立病院機構東京医療センター消化器科), 小松英嗣(国立病院機構東京医療センター消化器科), 藤山洋一(国立病院機構東京医療センター消化器科), 古宮憲一(国立病院機構東京医療センター消化器科), 箭頭正徳(国立病院機構東京医療センター消化器科), 鈴木雅之(国立病院機構東京医療センター消化器科), 小田義英(国立病院機構東京医療センター消化器科), 金子博(国立病院機構東京医療センター消化器科), 田中伸(国立病院機構東京医療センター消化器科) |
抄録 | 食道小細胞癌は比較的稀な疾患であるが悪性度が高く早期から脈管浸潤と遠隔転移を来たしやすく予後不良である.今回我々は2005年9月から2007年3月までに食道小細胞癌4例を経験した.症例1:64歳女性.2005年9月に下部:食:道小細胞癌多発肝転移と診断.CDDP+CPT-11で一時原発巣はCRとなったが6クール後にPDとなった. TXTに変更し2クール施行したが腫瘍は増大し2006年7月肝不全で死亡した.症例2:61歳男性.2006年10月置中部食道小細胞癌多発肝転移と診断.CDDP+CPT-11を1クールで原発巣はPRであったが肝転移はPDで骨転移を認めた.2クール施行後骨転移がPDとなりCDDP+VP-16に変更して1クール施行したが2007年2月肝不全で死亡した症例3:60歳男性2006年ll月に下部食道小細胞癌多発肝転移と診断.放射線照射とCDDP+CPT-11の併用療法を開始した.1クール施行後原発肝転移ともにPRであったが4クール終了後には肝転移がPDとなり骨転移も出現.2007年6月肝不全で死亡した.症例4:78歳女性.2007年3月に中部食道小細胞癌多発肝転移と診断.CDDP+CPT-11を3クール施行し原発肝転移ともにPRであったが食欲低下と腫瘍マーカー上昇のためCDDP+VP-16に変更し4クール施行し2007年10月現在治療中である.食道小細胞癌は肺小細胞癌と組織学的に類似していることから肺小細胞癌に準じて化学療法や放射線照射などの集学的治療が行われてきたこれにより近年長期生存の報告もみられるが症例数が少なく未だ標準治療の確立はされていない.悪性度の高い疾患であり化学療法の選択変更時期が生存期間の延長に関与すると思われる.今後さらなる治療法の検討が必要と考えられ文献的な考察を含めて報告する、 |
索引用語 |