| セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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| タイトル | P034 BreathID systemにて胃排出能を測定したアクロメガリーの1症例 |
| 演者 | 秋本恵子(横浜市立大学消化器内科) |
| 共同演者 | 稲森正彦(横浜市立大学消化器内科), 秋山智之(横浜市立大学消化器内科), 馬渡弘典(横浜市立大学消化器内科), 飯田洋(横浜市立大学消化器内科), 米田恭子(横浜市立大学消化器内科), 岩崎知之(横浜市立大学内分泌糖尿病内科), 遠藤宏樹(横浜市立大学消化器内科), 坂本康成(横浜市立大学消化器内科), 藤田浩司(横浜市立大学消化器内科), 米田正人(横浜市立大学消化器内科), 高橋宏和(横浜市立大学消化器内科), 後藤歩(横浜市立大学消化器内科), 阿部泰伸(横浜市立大学消化器内科), 桐越博之(横浜市立大学消化器内科), 小林規俊(横浜市立大学消化器内科), 窪田賢輔(横浜市立大学消化器内科), 斉藤聡(横浜市立大学消化器内科), 松橋信行(NTT東日本関東病院内視鏡部), 中島淳(横浜市立大学消化器内科) |
| 抄録 | 【背景】脳下垂体からの成長ホルモン分泌過剰で引き起こされるアクロメガリーは成人において額やあご手足など先端が肥大する病気であるが消化器系においては発癌特に大腸がんとの関連が知られている.そのため大腸内視鏡検査を依頼されることが多いが便秘の自覚症状に乏しくとも時に前処置が困難であることが経験的に知られている.今回治療前精査目的に入院の際にインフォームド・コンセントの下BreathID systemを用いて胃排出能を測定しえた症例を経験したため報告したい.【症例】72歳男性.主訴:噛み合わせが悪い現病歴:半年ほど前より噛み合わせが悪くなってきたため口腔外科を受診アクロメガリーを疑われ血中成長ホルモンを測定したところ高値であったため精査目的で当院内分泌糖尿病内科に入院消化器系の愁訴としては数年前より便秘及び食後のもたれ感が主体の上腹部症状があり消化酵素薬と便秘薬の投与を受けていた.上部及び下部消化管内視鏡検査では特記すべき病変なし.呼気試験は8時間の絶食後Breat皿D systemを用いて4時間の検査を行ない試験食は200kcal/200m1の液状食(ラコール:大塚製薬)を13C酢酸100mgで標識したものを用いた.結果はTl/2:105分Tlag:52分GEC:3.56であった.同一プロトコールを用いた健常ボランティア32名のデータと比較し偏差値を算出するとT1/2:51Tlag:44GEC:49でありほぼnormalと考えられた.【結論】アクロメガリーの消化管機能特に胃排出能に関する知見は稀であり文献的考察を加え報告する. |
| 索引用語 |