| セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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| タイトル | P039 十二指腸カルチノイドの4例 |
| 演者 | 遠藤文菜(市立札幌病院消化器科) |
| 共同演者 | 西川秀司(市立札幌病院消化器科), 中村路夫(市立札幌病院消化器科), 早川敏文(市立札幌病院消化器科), 永坂敦(市立札幌病院消化器科), 佐野公昭(市立札幌病院消化器科), 樋口晶文(市立札幌病院消化器科), 和田雅孝(市立札幌病院外科), 武田圭佐(市立札幌病院外科), 三澤一仁(市立札幌病院外科), 武田広子(市立札幌病院病理科), 武内利直(市立札幌病院病理科) |
| 抄録 | 消化管カルチノイドについてはすでに多くの報告がなされているが十二指腸原発のものは比較的稀な疾患であり消化管カルチノイドに占める割合は全体の14.9%である.今回我々は4例の十二指腸カルチノイドを経験したので若干の文献的考察を加え報告する.症例1;71歳女性.2001年5月スクリーニング目的に施行した上部消化管内視鏡検査(以下GIS)にて十二指腸球部前壁に1cm大の隆起性病変を認め生検:を施行したところカルチノイドの診断となった.同月内視鏡的切除を施行するも断端陽性であったため翌月幽門側胃切除術施行した症例2;53歳の女性.2007年4月貧血精査のためGIS施行したところ十二指飯店十二指腸角に陥凹を伴った1cm大の隆起性病変を認め生検にてカルチノイドの診断となり同年5月腫瘍核出術施行した.症例3:74歳女性.2007年8月貧血精査のためGIS施行したところ十二指腸下行脚の前壁に表面やや不整な1.5cm大の隆起性病変を認めt生検にてカルチノイドの診断となった.精査の結果多発肝転移を認めたため手術適応なく10月経皮的肝動脈塞栓術施行した.症例4;79歳男性.2007年9月スクリーニング目的に施行したGISにて十二指腸下行脚の前壁に6mm大の隆起性病変を認め生検にてカルチノイドの診断となった.精査の結果内視鏡治療適応と考えたが本人の意向で経過観察中である. |
| 索引用語 |