| セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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| タイトル | P040 十二指腸粘膜に特徴的内視鏡所見を呈した膵炎の2症例 |
| 演者 | 丸山保彦（藤枝市立総合病院消化器科） |
| 共同演者 | 景岡正信（藤枝市立総合病院消化器科）, 永田健（藤枝市立総合病院消化器科）, 大畠昭彦（藤枝市立総合病院消化器科）, 野田裕児（藤枝市立総合病院消化器科）, 三輪一太（藤枝市立総合病院消化器科）, 池谷賢太郎（藤枝市立総合病院消化器科）, 松井智文（藤枝市立総合病院消化器科） |
| 抄録 | 膵癌による十二指腸狭窄はよく経験するが膵炎による十二指腸の変化については報告例が少ない今回groove pancreatitisにより十二指腸球部に炎症性ポリープを生じSDAに狭窄を呈した症例と膵仮性嚢胞が下行脚へ穿賦した症例において観察された十二指腸の内視鏡所見を中心に報告する．【症例1】44歳男性主訴は食後腹部膨満感．ウイスキーボトル半分／日を15年間．H19年2月より心窩部の膨満感食欲低下あり5月に近医受診。上部内視鏡を施行され十二指腸のポリープを指摘された．体重減少は10Kg． PPIprokinet－iCSの投薬にても症状改善せず当院紹介される．血液検査では軽度の炎症反応とγ一GTP 121の他は肝胆道系酵素膵アミラーゼCA19－9尿中アミラーゼに異常はなかった．内視鏡で十二指腸球部下壁に径15～20mmのY－2型の発赤調の絨毛構造の目立つポリープSDA～下行脚塾側に狭窄が観察された．狭窄は高度であったがスコープはなんとか通過した．CTではgroove領域に炎症によるdensityの上昇を認めPETでは集積が弱くgroove pancreatitisによる十二指腸狭窄と診断したt半年間禁酒蛋白分解酵素阻害剤で経過観察中であるが狭窄症状は改善している【症例2】53歳男性アルコール性慢性膵炎で入退院を繰り返し今回急性増悪にて入院．膵頭部の仮性嚢胞が十二指踊躍行脚を圧排狭窄を来たしていた．嚢胞は径4cmで経過中に嚢胞内出血をきたし十二指腸へ穿破した．TAEにて原因となった仮性動脈瘤を選択的に塞栓した内視鏡で主乳頭翠煙に痩孔が確認され周囲の隆起には発赤調の拡張した絨毛が観察された8ヵ月後内視鏡で観察すると穿孔部は憩室様に陥凹し発赤は軽減十二指三下行脚は軽度狭窄ぎみとなっていた．【結語】両症例に見られた十二指腸の所見は炎症の波及による変化に特徴的と思われた |
| 索引用語 |