セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P050 当院での小腸内視鏡検査による小腸疾患の病態解明と工夫

演者 大島敏裕(東京医科大学病院消化器内科)
共同演者 平良悟(東京医科大学病院消化器内科), 田中麗奈(東京医科大学病院消化器内科), 立花浩幸(東京医科大学病院消化器内科), 柳澤文彦(東京医科大学病院消化器内科), 原弥子(東京医科大学病院消化器内科), 真鍋智津子(東京医科大学病院消化器内科), 竹下理恵(東京医科大学病院消化器内科), 野中雅也(東京医科大学病院消化器内科), 羽山弥毅(東京医科大学病院消化器内科), 福澤誠克(東京医科大学病院消化器内科), 近藤麻里(東京医科大学病院消化器内科), 高麻理(東京医科大学病院消化器内科), 片岡幹統(東京医科大学病院消化器内科), 川上浩平(東京医科大学病院消化器内科), 河合隆(東京医科大学病院内視鏡センター), 宮岡正明(東京医科大学病院八王子医療センター), 酒井義浩(東京医科大学病院消化器内科), 森安史典(東京医科大学病院消化器内科)
抄録 【目的】近年ダブルバルーン内視鏡(以下DBS)の開発によりさまざまな小腸疾患の病態解明が進歩するなか臨床の場ではそれと同時にいかにして検査の負担を軽減していくかが重要となる.今回我々は当院における小腸疾患の病態を明らかにしより浸襲の少ない小腸内視鏡の検査法を確立する【方法】当院で2006年よりDBSを施行した38例53回を対象とし1.性比2.平均年齢3.挿入ルート4平均時間5.内訳6.腹囲(検査前後)の変化量(cm)を調査した.尚当院では患者負担の軽減を目的に2007年より自作の送水タンクにて炭酸ガスを送気に使用し術者の被爆量軽減を目的に防護シールドを使用している.【結果】1.男女比27/112.平均年齢46.1±19.4歳3.挿入ルート:経口14回経肛門39回4。平均時間:全体84.6分置経口90.9分経肛門78.3分)5大腸病変:3例小腸病変:35例であった小腸病変の内訳はクローン病18例回腸びらん3例Peutz-Jeghers症候群2例ベーチェット病2例正常2例Cronkhite-Canada症候群1例He・noch-Sch㏄nlein紫斑病1例毛細血管拡張症1例吻合部潰瘍1例消化管出血疑い1例その他3例であった.5腹囲変化量は空気送気例+4.5cm炭酸ガス送気例+09cmであった.【総論】ダブルバルーン内視鏡は従来評価困難であった小腸病変の診断に有用であった内視鏡検査時に炭酸ガスを送気に使用することで患者負担を軽減しまた被爆防護シールドの使用により今後より侵襲の少ない検査の確立が可能になると考えられた.
索引用語