セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P071 Invasive micropapillary carcinoma成分を伴った大腸癌の1例

演者 進士誠一(日本医科大学千葉北総病院外科)
共同演者 田中宣威(日本医科大学千葉北総病院外科), 古川清憲(日本医科大学千葉北総病院外科), 横井公良(日本医科大学千葉北総病院外科), 石川紀行(日本医科大学千葉北総病院外科), 瀬谷知子(日本医科大学千葉北総病院外科), 真々田裕宏(日本医科大学千葉北総病院外科), 堀場光二(日本医科大学千葉北総病院外科), 牧野浩司(日本医科大学千葉北総病院外科), 金沢義一(日本医科大学千葉北総病院外科), 山田岳史(日本医科大学千葉北総病院外科), 白川毅(日本医科大学千葉北総病院外科), 工藤秀徳(日本医科大学千葉北総病院外科), 吉岡正人(日本医科大学千葉北総病院外科), 小泉岐博(日本医科大学千葉北総病院外科), 勝田美和子(日本医科大学千葉北総病院外科), 大秋美治(日本医科大学千葉北総病院病理部), 田尻孝(日本医科大学外科)
抄録 【はじめに】Invasive micropapillary carcinoma(以下IMPCと略記)は乳腺尿路肺唾液腺等の組織において報告されており高率にリンパ節に転移する予後不良な組織型として注目されている.本邦でのIMPC大腸癌の報告例は少ないが大腸においても高度のリンパ管侵襲とリンパ節転移を来たし従来の組織型と比べ進行例の頻度が高いとされる.今回我々はIMPC成分を伴う大腸癌の1例を経験したので報告する.【症例】71歳男性.下血を主訴に来院.大腸内視鏡検査でS状結腸腫瘍を指摘され生検の結果高分化腺癌であった.S状結腸癌の診断でS状結腸切除術(D3郭清)が施行された.肉眼的には40×40mm大の潰瘍限局型腫瘍であった組織学的優勢型は高分化管状腺癌で一部にIMPC成分を伴っており免疫組織学的にepithelialmembrane antigen(EMA)で腫瘍中心部の管状腺癌の成分では腫瘍細胞塊の外周が染色されいわゆる“inside℃ut pattern隔ミ観察された.最終診断はStype240 × 40mmtub1pSSINF bly1v1pN1(1/14)HOPOMOStage皿aであった.【まとめ11MPC成分を伴った大腸癌の1例はまれであり若干の文献的考察を加えて報告する.
索引用語