セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P075 虫垂腫瘍による虫垂穿孔および膿瘍形成後S状結腸に瘻孔形成した一例 |
演者 | 千葉裕樹(弘前大学消化器血液内科) |
共同演者 | 佐藤和則(弘前大学消化器血液内科), 小山隆男(弘前大学消化器血液内科), 相澤秀(弘前大学消化器血液内科), 八森久(むつ総合病院内科), 岡本豊(むつ総合病院内科), 川部汎康(むつ総合病院内科), 諸橋一(弘前大学消化器乳腺甲状腺外科), 鬼島宏(弘前大学病理生命科学講座), 福田眞作(弘前大学消化器血液内科) |
抄録 | 【はじめに】今回我々は虫垂腫瘍が原因で虫垂穿孔し腹腔内膿瘍形成後S状結腸に痕孔形成した一例を経験したので報告する、【症例183歳男性【主訴】食欲不振便秘【既往歴】40年前:胃潰瘍にて胃全摘出術【現病歴】食欲不振便秘体重減少を主訴に当院受診.腹部CT上右下腹部に膿瘍が認められた.入院後保存的加療にて膿瘍の縮小傾向がみられたため下部消化管精査施行.虫垂入口部に腺腫様腫瘍が認められた他S状結腸に痕孔形成と痩孔内部に憩室が認められた憩室内は非上皮性組織に被覆されており結合織による膿瘍腔と考えられた.その後外科で回盲部切除およびS状結腸部分切除術が施行された.切除標本上虫垂腫瘍は膿瘍腔に癒着更に膿瘍腔はS状結腸と癒着し痩孔が形成されていた.【考察】本症例は「1虫垂に腫瘍が発生2.虫垂内腔を閉塞 3.内圧上昇し虫垂穿孔 4.腫瘍と結合織およびS状結腸で膿瘍腔形成 5.膿瘍腔内圧が上昇しS状結腸に穿破」という経緯が考えられた. |
索引用語 |