セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P081 進行直腸癌術後再発・転移に対して放射線療法及び4th line化学療法により長期生存を得ている1例

演者 高橋佑典(大阪厚生年金病院外科)
共同演者 弓場健義(大阪厚生年金病院外科), 山崎芳郎(大阪厚生年金病院外科), 籾山卓哉(大阪厚生年金病院外科), 伊藤章(大阪厚生年金病院外科), 森本芳和(大阪厚生年金病院外科), 赤丸祐介(大阪厚生年金病院外科), 河野恵美子(大阪厚生年金病院外科), 渡邊祐介(大阪厚生年金病院外科), 別府直仁(大阪厚生年金病院外科), 別府曜子(大阪厚生年金病院外科), 岩上佳史(大阪厚生年金病院外科), 奥田紘子(大阪厚生年金病院外科), 木村千暁(大阪厚生年金病院外科)
抄録 化学療法の進歩により進行・再発大腸癌においても奏効する症例がみられる今回進行直腸癌術後再発・転移に対し放射線療法及び多段階化学療法により5年以上生存している症例を報告する.症例は58歳男性.1997年11月直腸癌に対してマイルズ手術施行中分化腺癌でMPN1宜0POMOStage3aであった.術後に5-FU 500mgADR 40mgMMClOmg 一回投与以後3年間フルッロン(600rng/日)内服しt再発徴候なく外来フォローとなっていた.2002年12月のCTにて小骨盤左側の後腹膜に内部組織の増生あり2003年2月7月でも増大傾向なく経過観察していた.2004年1月軟部組織は不整となり徐々に増大CEA13ng/mしと上昇し直腸癌局所再発と診断し2004年2月より5-FU/LV療法(5-FUIOOOrngアイソボリン450mg)を開始.2005年1月まで5クール施行したが肺転移の出現心嚢液貯留CEA上昇(27ng/mL)ありPDと判断した2005年2月より2nd lineとしてCPT-11(180mg/body)導入2005年11月まで計18回施行した.2006年1月局所再発部位:の増大傾向ありまた同部位に再発による痛みの出現があったことから放射線療法を施行した.局所再発部位は縮小しなかったが増大はなく痛みも改善した.2006年6月頃り3rd lineとしてTS-1(120mg/日)を開始.2006年11月まで7コース施行するも画像上封転移は増加・増大し心嚢液も増加した.2007年1月より4th lineとしてFOLFOX4を導入.10回施行した時点では局所再発には著変なく肺転移はやや縮小し心嚢液も減少を認めた.再発後5年の現在FOLFOX4継続中で健存である.
索引用語