セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P086 腸管子宮内膜症の2例 |
演者 | 叶多寿史(水戸赤十字病院外科) |
共同演者 | 捨田利外茂夫(水戸赤十字病院外科), 福富寿典(水戸赤十字病院外科), 玉田智之(水戸赤十字病院外科), 清水芳政(水戸赤十字病院外科), 内田智夫(水戸赤十字病院外科), 佐藤宏喜(水戸赤十字病院外科), 古内孝幸(水戸赤十字病院外科), 竹中能文(水戸赤十字病院外科), 佐久間正祥(水戸赤十字病院外科) |
抄録 | われわれは手術適応の腸管子宮内膜症を2例経験したので報告する.症例1)39歳女性.主訴:月経時の激しい下腹部痛下血便秘.精査にて直腸Rs及び回腸末端の腸管子宮内膜症と診断し愁訴が強いため手術適応と判断した.開腹時上部直腸からS状結腸にかけて狭窄を認め前方切除術をまた回腸末端より20cm口側にも狭窄部を認め回腸部分切除術を行った.症例2)33歳女性.主訴は月経時の増悪する腹痛と便秘.精査にて上部直腸の腸管子宮内膜症の診断にて手術を施行.開腹すると子宮後壁と直腸は癒着しダグラス窩は閉鎖していた.癒着剥離を行い直腸の狭窄部を切除した.2例とも術後経過良好で愁訴は改善し病理診断は子宮内膜症であった.子宮内膜症による腸管の狭窄範囲はあいまいになりそうであるが実際には病変部は硬結として触知しその前後の明らかに正常な腸管とは明確に区別でき切除線の決定は容易にできた. |
索引用語 |