セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P097 PEG-IFNα2a・リバビリン(RBV)併用療法の早期抗ウイルス効果の検討 |
演者 | 平山慈子(武蔵野赤十字病院消化器科) |
共同演者 | 朝比奈靖浩(武蔵野赤十字病院消化器科), 佐藤光明(武蔵野赤十字病院消化器科), 田中智大(武蔵野赤十字病院消化器科), 安井豊(武蔵野赤十字病院消化器科), 小松信俊(武蔵野赤十字病院消化器科), 梅田尚季(武蔵野赤十字病院消化器科), 細川貴範(武蔵野赤十字病院消化器科), 上田研(武蔵野赤十字病院消化器科), 土谷薫(武蔵野赤十字病院消化器科), 中西裕之(武蔵野赤十字病院消化器科), 板倉潤(武蔵野赤十字病院消化器科), 黒崎雅之(武蔵野赤十字病院消化器科), 泉並木(武蔵野赤十字病院消化器科) |
抄録 | 【目的】近年PEG-IFNα2a・RBV併用療法が保険適応となったが市販後における抗ウイルス学的治療効果はまだ明らかとなっていないまた最近高感度で定量性の優れるHCV-RNA測定法が開発されその臨床的意義を明らかとする必要があるそこで我々は当院においてPEG-IFNα2a・RBV併用療法を施行した症例における早期癌ウイルス効果を検討した【方法】対象は2007年4月以降にPEG-IFNα2a ’ RBV併用療法を開始したgenotypelb高ウイルス量の慢性C型肝炎107例で平均年齢61歳女性が74%F3症例が20%含まれていた.治療中のHCV dynamicsをリアルタイムPCR(RTD-PCR)法コア抗原測定法及びアンプリコア定性法を用いて解析し早期の抗ウイルス効果を検討した.【結果】RTD-PCR怯で解析した治療開始後のHCV dynamicsは投与開始後48時間以内の急峻な第1相とそれに引き続く緩徐な第2相が観察され1週間毎の反跳上昇は比較的経度であった.HCV減少率は第1相でLnog lo/day第2相で0.0710910/dayであったRTD-PCR法によるHCV-RNA陰性化率は4週で23%(3/13)8週で33%(1/3)であった.コア抗原が検出感度以下となった症例の割合は治療開始後4週で30%(15/50)8週で67%(22/33)210g drop達成率は12週で86%であった.アンプリコア定性法によるHCV-RNA陰性化率は12週で54%であった(EVR).アンプリコア定性法でのRNA陰性化率は60歳以上とそれ未満の症例で有意差を認めず(60%vs50%)PEG-IFNα2b+リバビリン療法で難治とされる女性においても60歳以上とそれ未満の症例で有意差を認めなかった(45%vs42%).【結論】PEG-IFNα2a・RBV併用療法は良好な早期抗ウイルス効果が得られ高齢者や女性においても良好であった.高感度で定量性の優れるRTD-PCR法を用いてウイルス量をモニターすることは治療効果予測や治療方針の決定に有用と考えられた. |
索引用語 |