セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P104 C型慢性肝炎に対するPegIFN/Ribavirin併用療法におけるSVRを規定する因子についての検討 |
演者 | 森川公美子(大阪労災病院消化器科) |
共同演者 | 渋川成弘(大阪労災病院消化器科), 芝理絵(大阪労災病院消化器科), 松岡理恵(大阪労災病院消化器科), 村田真衣子(大阪労災病院消化器科), 名和誉敏(大阪労災病院消化器科), 佐藤雅子(大阪労災病院消化器科), 後藤靖和(大阪労災病院消化器科), 新居登茂恵(大阪労災病院消化器科), 野田勝久(大阪労災病院消化器科), 山田幸則(大阪労災病院消化器科), 吉原治正(大阪労災病院消化器科) |
抄録 | 【目的】1型高ウイルス量のC型慢性肝炎に対するPeglFN/Ribavirin併用療法(48週間投与)の投与終了後ウイルス持続陰性化(SVR)を規定する因子について検討した.【方法】PeglFN/RibaVirin併用療法を行った1型高ウイルス量のC型慢性肝炎患者の内2006年5月までに導入し投与完遂後12週置経た93症例(男/女:58/35平均年齢56.9±11.1歳)を対象としたT投与方法はPeglFNα2b 1.5μg/kg1回/週とRibavirin600mg~1000日目/日を連日48週とした減量中止基準は規定の通りとした.治療効果は投与終了後12週時点での血清HCV-RNA定性をもって判定し陰性群(SVR群45例)と陽性群(NSVR群48例)に分けて検討した.【成績】1)全症例における投与12週後HCV-RNA陰性化率(EVR率)は64.5%(60/93)SVR率は484%(45/93)であった.2)SVR寄与因子に関して単変量解析では以下の項目(中央値SVR/NSVR)で有意差が認められた.年齢55/62(p=O.020)投与開始前白血球数(103/mm3)5.3/4.2(p=O.022)好中球数(103/mm3)2.3/20(p-O040)Hb値14.6/137(p・O.017)血小櫨(1的㎜3)18.8/149(p・O.003)2-5AS 69.5/96.5(p=0.03)4型コラーゲン4.6/52(p=OO13)4週後ALT減少率(%)605/40、4(p=0.002)白血球減少率(%)39.0/309(p=0.024)好中球減少率(%)43.4/36.4(p=0.021)2-5AS増加率(%)3.1/1.8(p=O.OOI)4週目HCV-RNA210g以上低下35/39v.s.16/44(p<O.001)12週目HCV-RNA陰性化(EvR)42/45v.s.18/48(pく。oo1)3)多変量Logistic回帰分析では4型コラーゲン(odds比0.703p=0.030)好中球数(odds比1.OO1p=0.022)4週目HCV-RNA210g以上低下(odds rk 3440Sp = O.003)が有意な因子であった.【結論】PeglFN/Ribavirin併用療法でのSVRに寄与する因子として4型コラーゲン好中球数4週目HCV-RNA210g以上低下が重要であると考えられた. |
索引用語 |