セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P152 塩酸イトプリドによる胃排出能の変化について:BreathID systemを用いた評価 |
演者 | 池田多聞(横浜市立大学消化器内科) |
共同演者 | 稲森正彦(横浜市立大学消化器内科), 秋本恵子(横浜市立大学消化器内科), 飯田洋(横浜市立大学消化器内科), 遠藤宏樹(横浜市立大学消化器内科), 秋山智之(横浜市立大学消化器内科), 坂本康成(横浜市立大学消化器内科), 米田恭子(横浜市立大学消化器内科), 馬渡弘典(横浜市立大学消化器内科), 廣川智(横浜市立大学消化器内科), 藤田浩司(横浜市立大学消化器内科), 米田正人(横浜市立大学消化器内科), 高橋宏和(横浜市立大学消化器内科), 後藤歩(横浜市立大学消化器内科), 阿部泰伸(横浜市立大学消化器内科), 桐越博之(横浜市立大学消化器内科), 小林規俊(横浜市立大学消化器内科), 窪田賢輔(横浜市立大学消化器内科), 斉藤聡(横浜市立大学消化器内科), 中島淳(横浜市立大学消化器内科) |
抄録 | 【背景】消化管運動異常が関わる疾患は近年わが国においても注目されているがその診断に関しては未だ議論の余地がある.一:方胃排出能を評価する方法として13CO2を用いた呼気テスト法がありその非侵襲性は高く評価されている.今回我々は実地臨床で使用されている塩酸イトプリドの投与による胃排出能の変化について連続呼気採取による胃排出能評価が可能なBreathlD system(Oridion Medical社)を用いて検討を行った.【目的】塩酸イトプリドの単回投与による胃排出能の変化について検討する.【対象と方法】症状がない20-28歳の健常男性ボラティア8名を対象とし塩酸イトプリド50mgの有無にてcrossover studyを施行した.8時間の絶食後BreathlD systemを用いて4時間の検査を行った試験食は200kcal/200m1の液状食(ラコール:大塚製薬)を13C酢酸100mgで標識したものを用いた.【結果】Tl/2:control(11L8;89.5-133.9)イトプリド(116.6;101.2-1338)Tlag:control(5L4:42.9-77.8)イトプリド(637:48.3-83.0)tGEC:control(3.58;3.06-4.11)イトプリド(3、55;3.23-3.77)でありイトプリドの投与により胃排出能の変化は認められなかった.(median;range)【結論】今回限られた例数での検討であるが単回投与では胃排出能の変化を認めなかった.その理由として薬剤の投与のタイミング等も考えられるが臨床的に単回投与にて効果がみられることも事実である.胃ではなく十二指溢血深の腸管が症状の成り立ちに寄与するという我々の以前からの知見との整合性を踏まえ考察したい。 |
索引用語 |