セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P178 回腸・結腸潰瘍の1切除例

演者 飯田辰美(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科)
共同演者 井原頌(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科), 杉本舞子(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科), 水谷憲威(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科), 橋本高志(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科), 宮田知幸(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科)
抄録 【症例】79歳男性主訴=下腹部の違和感.既往歴:63歳時胃癌で胃切除.76歳時胆石症で胆嚢摘出術.現病歴:2007年5月ごろより下腹部の違和感があり当院内科で精査をうけた.盲腸に3型の腫瘍を指摘され外科転科となった.入院出現症:腹部は平坦軟で手術創あり.検査所見:貧血あり.注腸造影で盲腸の変形と回腸の軽度拡張がみられた.大腸ファイバースコープ検査では盲腸に3型の腫瘍が認められたが生検ではgroup1であった.手術所見:貧血と通過障害があり盲腸癌が疑われるため開腹切除を行なった盲腸部に手始大の腫瘤があり回腸にも肝臓に穿通する潰瘍が認められ回腸30cmをふくむ右半結腸切除を施行した.切除標本・病理組織所見=盲腸に9x6cm大回腸に3x2.5cm大の潰瘍性の病変があり回腸病変は肝臓に穿通癒着していた.組織学的に悪性細胞はみられずクローン病が疑われたが類上皮細胞肉芽腫は見られず非特異性多発潰瘍と考えられた。
索引用語