セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P198 潰瘍性大腸炎と5-LOX遺伝子多型との関連 |
演者 | 小坂俊仁(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科) |
共同演者 | 芳野純治(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 乾和郎(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 若林貴夫(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 奥嶋一武(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 小林隆(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 三好広尚(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 中村雄太(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 渡邉真也(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 内藤岳人(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 木村行雄(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 服部信幸(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 中井喜貴(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 塩田國人(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 磯部祥(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 友松雄一郎(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院消化器内科), 林繁和(八千代病院健診センター), 白石泰三(三重大学腫瘍病態解明学), 山本隆行(四日市社会保険病院外科), 渡邉昌俊(三重大学腫瘍病態解明学) |
抄録 | 【目的】潰瘍性大腸炎(Mcerative Colitis:UC)の疾患感受性遺伝子を検索するために炎症の機序に関連する5-lipoxygense(5-LOX)および12-lipoxygenase(12-LOX)遺伝子多型とUCの臨床因子との関連について検討した【方法】2004年7月から2007年9月までに当科および関連施設に外来通院または入院しているUC患者135例(男性75例女性60例)を対象とした.患者から文書による同意を得た上で採取した血液よりDNAを抽出した.5-LOX遣伝子のC21T多型(遺伝子型C/CC/TT/T)および12-LOX遺伝子のArg261Gln多型について各検体をPCR-RFLP法およびDirect Sequence法を用いて解析した.またUCの臨床因子(性別発症年齢罹病期間罹患範囲二型重症度ステロイド抵抗性)との関連について検討した.統計学的検討はX2乗検定を用いた.【成績】1)5-LOX遺伝子のC21T遺伝子多型においてC/C+C/T組み合わせ群はT/T遺伝子型群よりUC患者で慢性持続例が有意に多く認められた(P<0.05).2)C21T遺伝子多型においてC/C+C/T組み合わせ群はT/T遺伝子型群よりUC患者で全結腸型を示す症例が多い傾向にあった(P;O.08).3)12-LOX遺伝子のArg261Gln多型についてもUC患者の臨床因子との関連について検討したが有意なものは認められなかった.【結語】潰瘍性大腸炎の慢性持続化および炎症の進展に5-LOX遺伝子のC21T多型が関連する可能性が示唆された. |
索引用語 |