セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P207 爆発的に増殖し長期生存能を有する肝上皮性幹様細胞におけるHGF受容体C-metの経時的発現様式の検討 |
演者 | 小暮公孝(群馬大学第一外科) |
共同演者 | 石崎政利(群馬大学第一外科), 根本雅明(群馬大学第一外科), 佐々木滋(群馬大学第一外科), 鈴木秀樹(群馬大学第一外科), 桑野博行(群馬大学第一外科), 星野洪郎(群馬大学分子予防医学), 小島至(群馬大学生体調節研究所), 幕内雅敏(日赤医療センター) |
抄録 | 【目的】従来から醤歯類の肝臓には爆発的に増殖し長期生存能を有し多分化能をもつ上皮性幹様細胞の存在が知られている我々はこの肝上皮性幹様細胞の単離法とその培養法を確立しているが肝臓から採取される細胞であるのでHGF受容体の。-metを発現していると考え。-met抗体を用い経時的にその発現を検討した.【対象と方法1雄性ウイスターラットから得られた肝上皮性幹様細胞を2年間継代培養したものを用いた.トリプシンで個々の細胞に分離したものを5x103個ずつカバーグラス上に播種し12時間1281626日後に95%エタノール固定を行いc-met抗体(SANTA CTUZ)により免疫染色を行った.【成績】分散12時間後には細胞全体にC-metが強発現した.しかし24時間後には核の近傍へ偏在する傾向が認められ2日後にはその発現は弱まった.8日後にはその発現が再び強まり16日後26日後になり細胞がconfluentな静止状態になるとC-metは核の近傍へ完全に偏在してしまった.【結論】長期継代された肝上皮性幹様細胞がcon且uentな静止状態にあるときにはC-metは核の近傍に限局しr分散されて細胞が分裂遊走細胞巣形成とうの活性化状態になった直後に細胞全体に発現したが24時間後には減退してしまったことはHGF-C-met系の機能の一端を示唆するものと考えられた.部分肝切除においても12時間後にその発現はピークになるが24時間後には底値になりその後少しずつ増加したという(World J GastroenteroI2006;12:3835-40).HGF-C-met系は肝のボリュームの減少という刺激に対応して早期に発現してくる増殖系の一つと考えられる. |
索引用語 |