セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P211 慢性肝疾患における13C-フェニルアラニン呼気テストの有用性について |
演者 | 水口泰宏(東京労災病院消化器内科) |
共同演者 | 塚本咲貴子(東京労災病院消化器内科), 池谷仁美(東京労災病院消化器内科), 青木貴哉(東京労災病院消化器内科), 大場信之(東京労災病院消化器内科), 西中川秀太(東京労災病院消化器内科), 児島辰也(東京労災病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】13C-フェニルアラニン呼気テスト(PBT)が慢性肝疾患症例の肝予備能を評価する上で有用か否かについて検討すること.【方法】対象は健常者(Cont群)7例ウイルス性慢性肝炎(CH群)48例とウイルス性肝硬変(LC群)18例(Ch皿dA 7例Ch皿dB 8例ChhdC 3例)である.13C一フェニルアラニン100mgを経口投与後10分毎に60分後まで呼気を採取し△13CY。。を測定して3幽間で対比した.さらに60分後までの13CO2累積排出量も群間比較した.また△13C%。及び13CO2累積排出量と肝機能検査値(プロトロンビン時間アルブミン値ChE値総コレステロール値アンモニア値IV型コラーゲン7S値ビアルロン直面ICG15値)との関連性についても検討した.【結果】主群における10分後20分後30分後40分後50分後60分後の△13C臨値はCont群6.6±571L8±5.21L8±1.911.0±1.99.0±1.57.7±1.7CH群7.3±5.79。9±5.3.7.8±3.66.2±2.85.2±2.64.7±23LC群3.4±3.35.1±3.34.8±2.54.0±2.13.4±1.62.9±1.5でありいずれの時間においてもCont群CH群LC群の順で高値であった.特に30分以降の△13C%値は晶群間で有意差がみられた13CO2累積排出量もCont群7.6±L5CH群5。8±2.5LC群3.2±1.6で各群間に有意差がみられたがこれらと肝機能検査値との間には有意な相関関係はなかった.【結論1PBTは慢性肝疾患の肝予備能の評価に有用である可能性が示唆された.肝機能検査値と相関がみられなかった要因としては対象が少ないために肝硬変症例を細分類できなかったことが考えられた |
索引用語 |