セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P253 プロトンポンプ阻害薬とH2受容体拮抗薬の単回経静脈投与における胃内pHの立ち上がりに関する検討 |
演者 | 飯田洋(横浜市立大学消化器内科) |
共同演者 | 稲森正彦(横浜市立大学消化器内科), 遠藤宏樹(横浜市立大学消化器内科), 秋本恵子(横浜市立大学消化器内科), 馬渡弘典(横浜市立大学消化器内科), 坂本康成(横浜市立大学消化器内科), 秋山智之(横浜市立大学消化器内科), 池田多聞(横浜市立大学消化器内科), 米田恭子(横浜市立大学消化器内科), 野崎雄一(横浜市立大学消化器内科), 藤田浩司(横浜市立大学消化器内科), 米田正人(横浜市立大学消化器内科), 高橋宏和(横浜市立大学消化器内科), 後藤歩(横浜市立大学消化器内科), 阿部泰伸(横浜市立大学消化器内科), 桐越博之(横浜市立大学消化器内科), 小林規俊(横浜市立大学消化器内科), 窪田賢輔(横浜市立大学消化器内科), 斉藤聡(横浜市立大学消化器内科), 中島淳(横浜市立大学消化器内科) |
抄録 | 【目的】出血性胃潰瘍などの胃酸関連疾患に対する薬物療法には迅速な効果が求められている.単回経静脈投与による胃内のpHを観察することによってFamotidine 20mg(以下FAM)とLansoprazole 30mg(以下LPZ)での効果発現を比較研究する.【方法】症状がなくヘリコバクター・ピロリ抗体陰性の健常男子ボランティア12名(年齢21-35歳)に対しtwo-way crossover studyを施行した.早朝空腹時にpH電極を経鼻的に胃内へ挿入胃体田部に留置し各薬剤の投与より4時間の胃内pHを測定しデータを収集した.尚各薬剤の投与聞隔は最低7日間空けた.【結果】投与後4時間の平均pHの中央値はFAM5.15に対しLPZ・3.55(p;O.0376)であった.投与後4時間のpH hold-ing dme(%)を計算するとpH>33.54567にてFAM群が高値であった(p<O.05)【結論】ヘリコバクター・ピロリ抗体陰性の健常男子においてFAMはLPZより胃内pHを急速に上昇させた.出血性胃潰瘍等の初期治療におけるH2受容体拮抗薬の使用にevidenceを与えるものと考えられた。 |
索引用語 |