セッション情報 |
一般演題(ポスター)
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タイトル |
P257 当施設における出血性胃・十二指腸潰瘍に対するクリニカルパスの使用状況
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演者 |
小野寺誠(岩手医科大学救急医学講座) |
共同演者 |
藤野靖久(岩手医科大学救急医学講座), 井上義博(岩手医科大学救急医学講座), 菊池哲(岩手医科大学救急医学講座), 遠藤重厚(岩手医科大学救急医学講座) |
抄録 |
【目的】2005年7月目り導入した出血性胃・十二指腸潰瘍のクリニカルパスの使用現況を検討する、【対象】2005年7月より2007年7月までの2年間に当センターに入院しヒータープローブによる止血術を施行した出血性胃潰瘍(以下胃潰瘍)42例と出血性十二指腸潰瘍(以下十二指腸潰瘍)18例.【方法】それぞれの疾患において平均年齢入院期間止血回数再出血率バリアンスの原因を検討した.【結果】平均年齢は胃潰瘍68±13歳十二指腸潰瘍55±15歳平均入院期間は胃潰瘍8日十二指腸潰瘍7日であった.平均止血回数は胃潰瘍1.1回十二指腸潰瘍1回.バリアンスは胃潰瘍患者の4例に再出血を認めたがいずれも再止血術でコントロール可能であった.また胃潰瘍患者のうち1例は悪性腫瘍の疑いで消化器内科へ転科となり1例はアルコール離脱症候群のため精神神経科へ転科となった.十二指腸潰瘍患者では再出血などのバリアンスは認めなかった.【まとめ】出血性胃・十二指腸潰瘍60例を検討したが平均入院期間は7-8日平均止血回数も1-1.1回と良好な結果であった.再出血は出血性胃潰瘍患者4例に発生したがクリニカルパスからの離脱症例はなく全例再止血術により経過良好であった. |
索引用語 |
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