セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P268 当院における残胃の癌の臨床病理学的検討 |
演者 | 別府直仁(大阪厚生年金病院外科) |
共同演者 | 弓場健義(大阪厚生年金病院外科), 山崎芳郎(大阪厚生年金病院外科), 籾山卓哉(大阪厚生年金病院外科), 伊藤章(大阪厚生年金病院外科), 森本芳和(大阪厚生年金病院外科), 赤丸祐介(大阪厚生年金病院外科), 河野恵美子(大阪厚生年金病院外科), 渡邉祐介(大阪厚生年金病院外科), 別府曜子(大阪厚生年金病院外科), 高橋佑典(大阪厚生年金病院外科), 岩上佳史(大阪厚生年金病院外科), 奥田紘子(大阪厚生年金病院外科), 木村千暁(大阪厚生年金病院外科) |
抄録 | 【目的】残胃の癌とは第13版胃癌取り扱い規約にて「初回手術時の病変切除範囲再建法などを問わず再発癌の可能性も含めて胃切除後に発生したと考えられる胃癌」と定義されている.残燭の癌は初回手術から早手の癌発生までの介在期間初回病変(良悪性)残胃の癌の発生部位により特徴がありさまざまな分類が提唱されているが今回我々は介在期間に着目し初回手術より10年以上経過して発生した残胃の癌(残胃新生癌)とその他の癌とに分類しその特徴を検索することを目的とした.【方法】当院にて1996年から2006年までに残胃の癌にて手術を施行した32例について1)存在部位 2)患者背景〔年齢性別発見契機初回病変初回術式初回病変〕 3)残胃の癌の手術所見〔肉眼型個数腹膜播種の有無術式〕 4)残胃の癌の病理所見〔深達度リンパ節転移病理組織〕 5)残胃の癌の粘膜所見〔吻合部胃炎腸上皮化生〕6)生存率について比較検討した.【結果】残片新生癌は初回病変が良性であった症例が多く症状が発見契機となり病理学的には吻合部胃炎を伴い深達度の深い症例が多い傾向にあり予後不良であった.また介在期間が10年未満の群では萎縮性胃炎腸上皮化生を伴った症例が多かった.【結論】残胃新生癌とその他の癌では臨床病理学的に異なる特徴があるが初回病変の良悪性介在期間にかかわらず定期的な観察が必要と考えられた. |
索引用語 |