セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P294 胃石が自然落下し経肛門的に摘除できた一例 |
演者 | 菊岡良考(川崎幸病院消化器病センター内科) |
共同演者 | 大前芳男(川崎幸病院消化器病センター内科), 藤原裕之(川崎幸病院消化器病センター内科), 若林健司(川崎幸病院消化器病センター内科), 橋本善弘(川崎幸病院消化器病センター内科), 高橋保正(川崎幸病院消化器病センター外科), 北村雅也(川崎幸病院消化器病センター外科) |
抄録 | 症例は87歳男性.平成19年2月21日から3月31日まで急性胆嚢炎胆嚢結石にて他院に入院していた.保存的加療にて改善を認め高齢であることから胆嚢摘出術は行わないで経過観察されていた.平成19年8月30日に嘔吐1回あり8月31日にも嘔吐したとのことで当院救急外来受診し入院となった.上部内視鏡検査施行した所幽門部に結石が嵌頓していた内視鏡的に摘除を試みたが除去出来なかった.胃管挿入し絶飲食としていたが9月4日胃管より塩汁様の排液が認められるようになった.CT施行した所胃石が小腸まで落下しておりそれよりも軸側の腸管の拡張を認めた.胃石が小腸に嵌頓している可能性が考えられたため絶飲食補液胃管留置で継続加療した.9月7日CT再検したところ胃石は直腸まで落下していた.9月8日直腸内視鏡検査施行し45mm X 25mmの結石を内視鏡的に回収した.9月8日上部内視鏡検:査再検したところ十二指腸曲部に痩孔認められ胆嚢からの落下結石と考えられた.回収した結石を分析定量したところコレステロール69%ビリルビンカルシウム31%であり胆嚢結石と考えられた.貴重な症例を経験したため報告する. |
索引用語 |