セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P332 当院における膵癌化学療法一年生存例の検討 |
演者 | 大久保賢治(愛知県厚生連加茂病院内科) |
共同演者 | 森田清(愛知県厚生連加茂病院内科), 竹内淳史(愛知県厚生連加茂病院内科), 金沢宏信(愛知県厚生連加茂病院内科), 松原浩(愛知県厚生連加茂病院内科), 島田礼一郎(愛知県厚生連加茂病院内科), 下郷友弥(愛知県厚生連加茂病院内科), 西村大作(愛知県厚生連加茂病院内科), 片田直幸(愛知県厚生連加茂病院内科) |
抄録 | 【目的】切除不能膵癌の化学療法において予後延長に関連する因子を検討すること.【方法】当院で2002年9月から2007年6月までに切除不能膵癌に対して新規化学療法を施行した症例は42例(男:女30:12)年齢中央値66歳(男性65歳女性70.5歳)PSO:1:2:3=2:34:3:3例進行度(癌取り扱い規約)Stage nI:IVa:IVb=1:19:22例部位頭部:体尾部19:23例であった.これらを対象として1)化学療法(gemcitabine(GEM)S-1)及び化学放射線療法(CRT)(5-FUGEM)の治療成績(生存期間(OS)奏功率(RR))2)1年以上生存が可能であった症例の背景因子治療法を遡及的に検討した.化学療法はGEM1000mg/m2 div 30min、週1回3投1休.S-180mg/m2 po 4週投薬2週休薬. CRTは放射線照射(RT)2Gy/dayx25~30回および5-FU 250一一375mg/m2/day持続静注(RT施行日20回)またはGEM通常投与. CRT後はGEM治療を継続した.治療効果判定はRECIST criteriaを用いた.【結果】1)GEM(n=36)OS190日(12~869日置RR6.7%S-1(n=1)OS21日RRO%5-FU+RT (n=3)OS198日(171~447日)RRO%GEM+RT(n=2)OS4055日(252~559日)RR50%病期別MSTはStagelII~IVa395日IVb88日で有意差を認めた(p;O.000539).2)1年以上生存例11例(26.2%)性別 男:女4:7進行度StageHI:1Va:IVb=1:7:3例部位 頭部:体尾部6:5転移 肝:腹膜:肺1:4:L治療法GEM9例CRT(5-FU)→GEM1例CRT(GEM)→GEM1例1年以上生存例で有意であったのは性別が女性(p-O.006)肝転移なし(p=O.O14)で多変量解析では女性が有意であった(p=0.009).【結論】切除不能膵癌に対する化学療法は治療前の進行度により成績が左右されるが1年以上生存例は女性と肝転移のない症例に多く認められた. |
索引用語 |