セッション情報 |
一般演題(ポスター)
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タイトル |
P361 中等症UCに対する5日間連続LCAP療法の安全性と効果
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演者 |
辻川知之(滋賀医科大学消化器内科) |
共同演者 |
小川敦弘(滋賀医科大学消化器内科), 畑和憲(滋賀医科大学消化器内科), 安藤朗(滋賀医科大学消化器内科), 佐々木雅也(滋賀医科大学栄養治療部), 藤山佳秀(滋賀医科大学消化器内科) |
抄録 |
【目的】血球成分除去療法は当初ステロイド抵抗性UCに対する効果で注目されたがステロイドナイーブ症例に対する治療など厭なる応用が模索されている.また従来の週1回よりも週2-3回目intensivetherapyがより早期の効果が期待できることが明らかにされている.今回我々は活動期UCに対する5日間連続LCAP療法の安全性と効果について検討したので報告する【方法】従来の治療継続中で明らかな増悪のみられた中等症UCの中で文書による同意が得られた症例を対象とした.LCAP治療の施行基準は従来法に準じステロイド投与有無は問わなかった.治療は入院にて5日間連続で施行するが1回あたりの血液処理量は1500m1に限定した.【成績】活動期UC患者において6例(男性4例女性2例)に同意が得られた6例とも中等症で左側大腸炎型が3例全大腸炎型が3例であったまた3例が再燃緩解型3例は慢性持続型でステロイド投与中の増悪は5例であった.効果はLichitigerのCAIで治療前が全例9点以上であったがうち2例は3回目以降顕著に改善し翌週には緩解導入された.他の4例は不変であった.安全性に関しては全例5回連続を完遂したが5回前にはヘモグロビン値は平均2g/d1と有意に低下しさらに血小板数は平均30万/mm3から15万/mm3と半減した.【結論】中等症UCに対する5日劇連続LCAP療法は血小板数が半減するものの安全に施行可能であった.1週間で緩解導入される症例が見られたことから重症も含めた更なる症例の集積が望まれる. |
索引用語 |
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