セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P365 クローン病患者におけるInfliximabの治療効果の検討

演者 谷島麻利亜(東京女子医科大学消化器内科)
共同演者 飯塚文瑛(東京女子医科大学消化器内科), 大森鉄平(東京女子医科大学消化器内科), 中嶋研一朗(東京女子医科大学消化器内科), 鈴木亜夢(東京女子医科大学消化器内科), 苅部豊彦(東京女子医科大学消化器内科), 白鳥敬子(東京女子医科大学消化器内科)
抄録 【目的】クローン病患者の薬物療法としてIn且iximabが有用である.今回我々は当院においてInfliximabを投与したクローン病患者の治療効果の検討を行った.【方法】2001年一一2007年の間に当院にてIn-fiiximabを投与した中等度~重度の活動期又は外痩を有するクローン病患者のうち副作用などなく長期継続投与可能でかつ経過を追えている16人を対象とした.検討項目はInfiximab投与前後の入院回数手術回数再燃回数治療とした.症例の内訳は男性11人女性5人で年齢は26歳~58歳(平均33.2歳)病歴は小腸型2人小腸大腸型12人大腸型2人であり罹病期間は2年~14年(平均8.1年)投与理由は活動期2人外痩14人であった.In且iximabは約5mg/kg静脈投与を活動期患者は1回投与外痩患者は3回投与(初回・2週後・6週後)した【結果】入院回数はIn且iximab投与前は平均4.6回だったが投与後は平均O.6回であり又手術回数も投与前は平均L3回だったが投与後は平均0.06回と明らかに再燃回数の減少を認めた.又それに伴い投与後はプレドニゾロンや経腸栄養などの減量が可能であった.【結論】lnfliximabは有意にクローン病の再燃をおさえ入院・手術率を減少させプレドニゾロン減量にも有効であり今後も期待される治療薬の一つである.
索引用語