セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P380 腸結核IBDの診断におけるクォンティフェロンの有用性 |
演者 | 佐々木淳治(豊橋市民病院消化器内科) |
共同演者 | 岡村正造(豊橋市民病院消化器内科), 浦野文博(豊橋市民病院消化器内科), 藤田基和(豊橋市民病院消化器内科), 馬渕龍彦(豊橋市民病院消化器内科), 山田雅弘(豊橋市民病院消化器内科), 北畠秀介(豊橋市民病院消化器内科), 石黒裕規(豊橋市民病院消化器内科), 山本富美子(豊橋市民病院消化器内科), 山田哲(豊橋市民病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】腸結核における結核菌および乾酪壊死を伴う肉芽腫の検出率は低いため確定診断は現在なお難しい.2006年より保険収載となったクォンティフェロン(以下QFT)は結核菌に特異的なESAT-6CFP-10という蛋白を抗原としこれらを全血に添加してTリンパ球から放出されるインターフェロンγを定量する検査法であり感度は約80~90%特異度はほぼ100%とされている.今回当科での腸結核IBDの診断におけるQFTの有用性につき検討したので報告する.【方法】2007年10月31日までに当科で腸疾患の診断鑑別などのためにQFTを行った6例についてその目的と結果につき調査した.【成績1QFTを行った目的は(1)クローン病の腸結核の確定診断(内視鏡で腸結核と診断するも生検にて結核菌および乾酪壊死を伴う肉芽腫を検出できなかった症例)1例(2)腸結核の治療終了時の治癒確認1例(3)陳旧地腸結核2例(4)クローン病で腸結核との鑑別を要した症例1例(5)腸管ベーチェットか腸結核を疑った1例であった.検査にて(1)で陽性(2)一(5)はすべて陰性との結果が得られた【結論】クォンティフェロンは腸結核の診断各種炎症性腸疾患との鑑別に威力を発揮すると考えられた |
索引用語 |