セッション情報 一般演題(ポスター)

タイトル

P392 Stage 4の進行性大腸癌の臨床学的特徴

演者 蛯澤記代子(国立病院機構災害医療センター)
共同演者 伊藤豊(国立病院機構災害医療センター), 大森敬太(国立病院機構災害医療センター), 石橋雄次(国立病院機構災害医療センター), 朽名直子(国立病院機構災害医療センター), 高杉知明(国立病院機構災害医療センター), 若林和彦(国立病院機構災害医療センター), 植田利貞(国立病院機構災害医療センター)
抄録 (目的と方法)Stage 4の進行性大腸癌においても根治的治療を行うことによって生命予後を延長できる可能性があり2000年1月から2007年9月までに初診時にStage 4であった70症例のうち摘出術を施行できた51症例について臨床学的特徴を検討した.(結果)男性は34例(67%)女性は17例(33%)であった.平均年齢は63.4歳(±11.5SD)であった. Stage 4の要因は肝転移が40例腹膜転移は12例遠隔転移は7例であった.部位は右側結腸が20例直腸が16例左側結腸が12例横行結腸が3例であった。病理組織学的所見は壁深達度はssが22例(43%)seが25例(49%)であったリンパ節転移はnOが18例(35%)n1が16例(31%)であった.腫瘍の長径は5cm以下が21症例(41%)5cmより大きいものが30症例(59%)であった診断時の腫瘍マーカーにおいてはCEA高値を示さなかった症例が9例(19%)CA19-9が高値を示さなかった症例は16例(37%)両方とも高値を示さなかった症例は7例(13.7%)であった.(考察)局所進展が限局していても転移病変があるため初診時および外来でフォローを厳密に施行する必要性がある.また腫瘍マーカーが上昇していなくても転移している症例も多く術前画像診断が重要である.
索引用語