| セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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| タイトル | P411 肝細胞癌におけるポリコーム遺伝子発現の臨床病理学的検討 |
| 演者 | 米満裕（千葉大学大学院腫瘍内科学） |
| 共同演者 | 今関文夫（千葉大学大学院腫瘍内科学）, 深井健一（千葉大学大学院腫瘍内科学）, 千葉哲博（千葉大学大学院細胞分子学）, 新井誠人（千葉大学大学院腫瘍内科学）, 藤原慶一（千葉大学大学院腫瘍内科学）, 張凱宇（千葉大学大学院腫瘍内科学）, 岩間篤志（千葉大学大学院細胞分子学）, 横須賀收（千葉大学大学院腫瘍内科学） |
| 抄録 | 【目的】ポリコーム遺伝子群に属するEZH2とBmi1はそれぞれpolycomb re・pressive complex2（PRC2）とpolycomb repressive complex1（PRC1）という複合体を形成し遺伝子発現の抑制に関与すると考えられている．’EZH2の発現は前立腺癌等で予後との相関が報告されている．一方Bmi1は白血病等において悪性度との相関が報告されている．またBmi1は癌抑制選伝子P16P19の発現を抑制することで発癌に関与していると考えられている．今回我々は肝細胞癌におけるEZH2Bmi1の発現を免疫組織染色で検討しP16遺伝子プロモーター領域のメチル化との関連を調べた．【方法】対象は手術により切除された肝細胞癌86症例で癌部は計96検体非癌部86検体でEZH2抗体（Zymed社）Bmi1抗体（Upstate社）を用いて免疫組織染色を行いEZH2Bmilの発現と臨床病理学的背景との関連を検討した． P161NK4aのメチル化は凍結組織より抽出したDNAを用いてMethylation spechic PCRにより検討した．【成績】EZH2の陽性率は癌部66．3％非幽愁5．8％Bmi1は癌部60．5％非曲部4．7％と共に癌部特異的に高頻度に認められ核に均一に染色がみられた．EZH2Bmi1陽性例は共にKaplan－Meier法で累積再発見が有意に高かったが累積生存率については有意差はみられなかった．P161NK4aのメチル化はEZH2陽性例Bmn陽性例で各々72．2％78．6％にメチル化認められたがEZH2陰性例Bmil陰性例でも60％57．1％に認められた．【結語】EZH2Bmilは肝細胞癌の66％61％と高頻度に癌部特異的に発現が認められ肝発癌に密接に関係していると考えられた．またEZH2Bmi1の陽性例は累積再発率が有意に高かったP161NK4aメチル化との問には有意な関係はみられなかった．現在他のポリコーム遺伝子についても検討中である． |
| 索引用語 |