| セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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| タイトル | P414 進行肝細胞癌に対する動注化学療法についての検討 |
| 演者 | 奥本和夫(山形大学医学部消化器病態制御内科) |
| 共同演者 | 斎藤孝治(山形大学医学部消化器病態制御内科), 宇賀神智(山形大学医学部消化器病態制御内科), 佐藤智佳子(山形大学医学部消化器病態制御内科), 芳賀弘明(山形大学医学部消化器病態制御内科), 石井里佳(山形大学医学部消化器病態制御内科), 鈴木明彦(山形大学医学部消化器病態制御内科), 三條麻衣(山形大学医学部消化器病態制御内科), 西瀬雄子(山形大学医学部消化器病態制御内科), 伊藤純一(山形大学医学部消化器病態制御内科), 菅原一彦(山形大学医学部消化器病態制御内科), 渡辺久剛(山形大学医学部消化器病態制御内科), 斎藤貴史(山形大学医学部消化器病態制御内科), 冨樫整(山形大学医学部消化器病態制御内科), 河田純男(山形大学医学部消化器病態制御内科) |
| 抄録 | 【目的】肝細胞癌多発例脈管侵襲例は予後が悪く明確な治療指針はない当科ではりザーバー留置による低用量CDDP+5FU療法またはシスプラチンのone-shot肝動注を行なっている.本研究の目的は同療法の有効性について検討しどのような症例に用いるべきかを明らかにすることである.【方法】リザーバーを留置し動注化学療法を行った18例(リザーバー群)とシスプラチンのone-shot肝動注を行なった10例(one-shot群).リザーバー群においてはCDDP10mg/body(30min)+5FU250mg/body(120min)を5日連続投与2日鼻薬を1クールとし2-4クール施行後効果判定を行ない外来にて週1回継続した.one-shot群においてはシスプラチンを65mg/m2を1回肝動注後4-6週休薬を1クールとし2-4クール施行後効果判定を行ない生存率効果につき検討した.さらにリザーバー群を男女年齢が65才未満と65才以上初発発癌から動注までの期間が1年以上と1年以内脈管浸潤例と腫瘍多発例肝硬変の原因がB型とC型と非B非C型腫瘍マーカーがAFP優位かPIVKAII優位か両方かCh血d分類肝障害度例効果(PRNCPD)にわけて検討した.【成績】リザーバ四角は若年で進行例に用いられる傾向があり両瞬間の生存率に有意差は認めなかった.リザーバー群においては男女年齢初発からの期間脈管浸潤か腫瘍多発か肝硬変の原因腫瘍マーカーChild分類の違いにおいて生存率に有意差は認めなかった.肝障害度の低い例治療効果のある症例において有意に生存率の延長を認めた.またPD症例においては肝障害度が高度でアルブミン値が低くICG15分値が高い傾向があった.【結論】低用量CDDP+5FUによる肝動注化学療法は有効例においては生存期間の延長を認めたが肝障害度Cなどの肝予備能の悪い症例にはすすめられないと考えられた. |
| 索引用語 |