セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P432 診断に難渋したEST後の総胆管回虫症の1例 |
演者 | 松本明香(群馬県済生会前橋病院外科) |
共同演者 | 尾嶋仁(群馬県済生会前橋病院外科), 加藤寿英(群馬県済生会前橋病院外科), 神山陽一(群馬県済生会前橋病院外科), 荻原博(群馬県済生会前橋病院外科), 細内康男(群馬県済生会前橋病院外科), 久保田潤(群馬県済生会前橋病院放射線科), 吉永輝夫(群馬県済生会前橋病院消化器科), 西田保二(群馬県済生会前橋病院外科), 桑野博行(群馬大学大学院病態総合外科学) |
抄録 | 【症例】63歳女性【主訴】心窩部痛【既往歴】胆嚢結石・総胆管結石にてH17.3月にERCP/EST施行し総胆管結石排石後腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行【現病歴および経過】H19.4.20夜から心窩部痛・背部痛出現4.21当科外来受診腹部超音波検査にて総胆管内に高輝度線状エコーを含む索状エコー像を認めた.エコー上胆管チューブのように見えたが前回の入院記録を確認したところチューブ挿入の記載なく確認のためCT撮影行った. CT上は総胆管にチューブを認めなかった.MRIを撮影したところ総胆管内にチューブ様の構造物を認めた。この時点で診断はつかず確認のためERCPを施行した.総胆管造影を行ったところ細長い棒状の陰影欠損あり.バスケット鉗子で把持し引き抜いたところ回虫が確認された.回虫は雄体であった.回虫摘出後心窩部痛は消失.念のため駆虫剤内服し退院となった.さまざまな画像検査を行ったがERCPを施行するまで診断つかず診断に難渋したEST後の総胆管回虫症の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. |
索引用語 |