セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
---|---|
タイトル | P436 Invasive micropapillary carcinomaの成分を伴った進行胆嚢癌の一例 |
演者 | 羽根田晃(仙台厚生病院消化器内視鏡センター) |
共同演者 | 石橋潤一(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 濱本英剛(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 水野浩志(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 宮下祐介(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 李仁(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 高林広明(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 三宅直人(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 三島利之(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 松田知己(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 中堀昌人(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 長南明道(仙台厚生病院消化器内視鏡センター), 坂東ゆかり(仙台厚生病院健康管理センター), 望月福治(仙台厚生病院健康管理センター), 石山秀一(仙台厚生病院消化器外科), 遠藤希之(仙台厚生病院病理部) |
抄録 | <症例>73歳女性.平成19年5月頃から上腹部不快感を認めるようになり近医受診USにて胆嚢内に結石ならびに胆砂海所見を認め精査加療目的で当科紹介となった.外来で施行したUSならびにEUSでは胆嚢内の結石ならびに胆砂を認めるのみであったが造影CTにて胆嚢底部に動脈相で濃染像を示す不整な壁肥厚を認めた.入院の上施行したERCPでは同所に立ち上がりの急峻な隆起性病変の存在を示唆する表面凹凸不整な欠損像を認めSS以深への浸潤を示す胆嚢癌と診断し当院外科にて拡大胆嚢摘出術が施行された.摘出された胆嚢底部には15x15rnmの結節型の隆起性病変を認めた.組織学的には粘膜固有層には乳頭状腺癌ないし管状腺癌が存在しそこから管状腺癌が浸潤さらに深部にはinvasive micropapillary patternと呼ばれる極性の逆転化を示す腫瘍形態を呈す腫瘍胞巣を認めた.Invasivemicropapillary carcinamaは乳癌などに認められる悪性度の高いとされる組織型である胆道系の悪性腫瘍ではこのような腫瘍形態は稀であり報告した. |
索引用語 |