セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P499 腎細胞癌に合併したAA型消化管アミロイドーシスの一例 |
演者 | 鈴木亮(函館五稜郭病院消化器科) |
共同演者 | 内藤崇史(函館五稜郭病院消化器科), 高丸博之(函館五稜郭病院消化器科), 菅原伸明(函館五稜郭病院消化器科), 笠原薫(函館五稜郭病院消化器科), 山内英敬(函館五稜郭病院消化器科), 小林寿久(函館五稜郭病院消化器科), 矢和田敦(函館五稜郭病院消化器科) |
抄録 | 症例は63歳女性.36歳頃より高血圧にて他院通院中であった.平成18年5月より腹痛下痢全身倦怠感が出現し次第に下腿浮腫も増悪するため5月30日当院受診した.総蛋白4.Og/dlアルブミン1.5g/d1と低値であったが尿蛋白は認められず精査加療目的に同日当科入院となった.下部消化管内視鏡検査を行ったところS状結腸から下行結腸にかけて全周性に粘膜が粗造となっており回腸末端では白苔を伴う縦走潰瘍を認めたT生検の結果AAアミロイドの沈着を認め消化管アミロイドーシスと診断された.上部消化管内視鏡検査では特記すべき所見を認めず胃十二指腸より生検も行ったがアミロイドの沈着は認められなかった.また腹部CTにて左腎上位に腫瘤を認めた抗核抗体リウマチ因子は陰性であり自己免疫疾患の存在を示唆する所見に乏しいため腎細胞癌に伴う続発性アミロイドーシスの可能性が考えられた.まず原疾患の治療を優先し7月21日泌尿器科にて左腎摘出術を施行した.腎細胞癌にアミロイド・一一シスの合併する頻度は約3%と報告されており文献的考察を加えて報告する. |
索引用語 |