セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P533 肝腫瘍性病変の診断・治療における超音波造影剤Sonazoidの有用性について |
演者 | 盛田篤広(京都第二赤十字病院消化器科) |
共同演者 | 宇野耕治(京都第二赤十字病院消化器科), 西大路賢一(京都第二赤十字病院消化器科), 岡田雄介(京都第二赤十字病院消化器科), 宮永靖子(京都第二赤十字病院消化器科), 真田香澄(京都第二赤十字病院消化器科), 鈴木安雲(京都第二赤十字病院消化器科), 中瀬浩二郎(京都第二赤十字病院消化器科), 萬代晃一郎(京都第二赤十字病院消化器科), 森川宗一郎(京都第二赤十字病院消化器科), 釜口麻衣(京都第二赤十字病院消化器科), 河村卓二(京都第二赤十字病院消化器科), 郡靖裕(京都第二赤十字病院消化器科), 酒田宗博(京都第二赤十字病院消化器科), 河端秀明(京都第二赤十字病院消化器科), 上田モオセ(京都第二赤十字病院消化器科), 田中聖人(京都第二赤十字病院消化器科), 桂奏(京都第二赤十字病院病理部), 安田健治郎(京都第二赤十字病院消化器科), 中島正継(京都第二赤十字病院消化器科) |
抄録 | 【はじめに】第二世代の経静脈性超音波造影剤Sonazoidは2007年1月より本邦での臨床に導入されたが肝腫瘍性病変の診断・治療におけるその有用性について検討した.【対象及び方法】対象は2007年4月より10月までに造影超音波を施行された21症例24結節(肝細胞癌(HCC)18胆管細胞癌1転移性肝腫eS 1限局性結節性過形成(FNH)2肝膿瘍2).使用機種は東芝製APLIO及びアロカ社製Pr(>Soundα10.超音波造影剤はSonazoidを使用し16μL(1バイァル)を添付の注射用水2mしで懸濁し懸濁液としてOOO15mLを静脈内投与した.観察方法は静注後1分間の血管イメージングMFIによる再環流像10分後以降のクッパーイメージング及び症例によってはSonazoid再注入での観察も行った.【結果】全ての結節において血流評価が可能で有害事象は認められなかった.有用性の内訳は(1)Bmodeで背景肝との鑑別困難な2結節(HCCFNH)を明瞭に描出できた点(2)肝動脈塞栓術や経皮的治療施行後8結節のviable lesionの判定が可能で経皮的治療のガイドとして使用できた点(3)中一低分化領域を有する高分化HCC1結節の診断が可能であった点(4)血管が細くダイナミックCT施行が困難であったHCC1結節や閉所恐怖症の為にSPIO-MRI施行が困難であったFNH1結節などのCTやMRIでの評価困難例の診断が可能であった点(5)血管イメージングでの呼吸停止困難の場合にMFIにて複数回の血流評価が可能であった点などであった.【結語】Sonazoidでの造影超音波は通常Bmodeでの描出困難例やCT・MRI施行困難例に対しても有用な検査方法であり肝腫瘍の微細な血流診断が可能であった.また経皮的治療の治療ガイドや効果判定においても極めて有用であると考えられた、 |
索引用語 |