セッション情報 | 一般演題(ポスター) |
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タイトル | P541 門脈圧亢進症による小腸静脈瘤破裂の1例 |
演者 | 松清大(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座) |
共同演者 | 炭山嘉伸(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 渡邉学(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 田中英則(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 大沢晃弘(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 高林一浩(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 長尾二郎(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 草地信也(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座), 斉田芳久(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座) |
抄録 | 症例)73歳女性.腹痛を主訴に来院した.腹部膨満を認め自発痛圧痛は著明であった.右鼠径部には軽い圧痛を伴う鶏卵大の膨隆を認めた血液学検査所見で炎症所見の上昇と高度貧血を認めた.腹部単純レントゲンにて著明な小腸ガス像腹部CTでは右鼠径部に大腿ヘルニア嵌頓と考えられる所見と多量の腹水を認めた.さらに腹部CTでは骨盤腔に造影剤の貯留像すなわち腹腔内出血と考えられる所見も認められた.大腿ヘルニア嵌頓による絞掩性腸閉塞とそれに関係する腹腔内出血と診断し緊急手術を施行した.患者は特発性門脈圧充進症と婦人科疾患での手術既往があった.開腹したところ腹腔内は血液で充満していた.小腸は骨盤腔に癒着しており同部位の骨盤腹壁内にある拡張静脈と交通する小腸静脈瘤が破裂し出血していた.出血していた個々の静脈瘤を結紮し止血した.結果門脈圧充進症に伴う小腸静脈瘤破裂と診断した症例を経験した. |
索引用語 |