セッション情報 特別企画パネルディスカッション 基礎研究の立場から

タイトル

SPD-1 得をする女性

演者 藤宮峯子(札幌医科大学解剖学第二講座)
共同演者
抄録 あなたは女性であることは損な事と考えるだろうか?今日は本当は如何に得であるかをお話ししたい.きっと男性が相当にうらやましがることだろう.まず自分の身体の中に生命を宿せること.10ヶ月も.の間期待に胸を躍らせて自分と一体化した胎児に夢を語れる。出産の次は自分が生産したお乳で栄養を与えられる分身を育てることで女性の心と身体はどんどん強くなる.次に職場での活躍について。家庭や子育てなどで時間が取られる分時間の使い方が上手になる.同僚に遅れを取ってはならないと必死で勉強し万事に集中力を発揮する.誰もが同じスケジュールで働く必要はない当直が出来ないなら夜の仕事は男性に任せて自分は昼間に男性の2倍くらい働けばよい.不平不満を言ってさぼっている男性を尻目に女性は泣き言を一切言わずに頑張る.そしていつの日か追随を許さぬくらいの実力と信頼を手に入れる。組織の中での女性の立場について.男性は基本的には優しいから女性の主張を良く聞いてくれる.鉄則は自己中の意見ではなくt全体を良くする建設的な意見を堂々と主張すること.信念と実力に裏打ちされた主張は必ず組織を動かすパワーになる.女性の最大の強みは一匹狼で生きられること.何物にも寄りかからず自分の足で立って生きられる。他人や仲間に過度の期待をかけない分裏切られてもへこまない.努力しただけ全て自分に返ってくる.さあ女性医師たちよ.こんな得な性であることに感謝し.明日の日本の医学・医療の発展に大きく貢献しよう.
索引用語