セッション情報 特別企画パネルディスカッション 内科の立場から

タイトル

SPD-4 12年を振り返って~目指す女性医師像とは~

演者 菅原通子(埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科)
共同演者
抄録 医師となって12年.研修・入局・研究・臨床・結婚などを経験する過程で様々な決断をしてきた.振り返ってみればこれらの決断に女性であることが影響したことは間違いない.多くの先輩方の活動により私たちの世代では女性医師の働く環境は見直され育児休業や子育て支援など多くの制度が改善されてきた.私自身は有難いことに、上司の理解や応援も得られまた周囲に女性医師も多いことから非常に恵まれた環境にあり女性医師であることをマイナスに感じたことはない.しかしこれも大先輩方の経験や活動があってのことと感謝している.研修医時代に自らの検査で病変を見つけ診断を確定し治療までできる消化器内科に強く惹かれて入局したが現在は専門性を維持しながら各年代背景に応じて病棟医・外来医内視鏡やエコーの検査医などを幅広く選択できるのも女性医師にとって大きな魅力と感じている。これちの消化器科の魅力と先輩方の経験を生かし女性消化器医師が今後活躍していくには出産や育児との両立を目指した支援制度の充実や上司・同僚の理解も重要だがそれ以上にこれらの制度を利用して仕事を継続していこうという私たち女性医師の向上心と努力が必要ではないか.私たちの強い意思や行動が徐々に周囲の理解を得てt経験やチャンスを生み.それが女性消化器医師のキャリアアップに繋がっていくのではないかと考える。
索引用語