抄録 |
【目的】GenotypelbのC型慢性肝炎(CHC)に対するTVRとの3剤併用療法はSOCの治療反応性によって規定されることが報告されている.そこでSOCの治療効果規定因子を検討した.【方法】対象はGenotypelbのCHCで皿.28B(rs8099917). ITPA遺伝子(rsl127354)多型t ISDR変異数CGre領域70〆q. 1置換を測定し48/72週のSOCを完遂した262/127例NVRSVRに寄与する因子を多変量解析で検討した.さらにNVRはpartia1 responder(PR)とnuH responder(NR)に分類して検討した.【成績】1)NVR率は21%.NVRに寄与する因子はIL28B(n-TT:OR 333p=1.5E-18)Plt(OR O.9p〈O.Ol)HCV-RNA COR 2.5p〈O.Ol). yGTP (OR 1.1p〈O.Ol)Core70(M:OR 2.1pニ0.03). NRは69%でNRに寄与する困子はIL28B(n-TT:OR Z6pくO.01).のみ.2)48週投与のSVR率は47%. SVRに寄:与する因子は皿28B(TT:OR 18.2。 p=9.9E-9)年 齢(OR O.9p<0.01)HCV-RNA(OR O.4p〈O.Ol)Core70(W二〇R 3.アp<0.01). Plt(OR 1.!p=O.Ol)ITPA(n-CC;OR 2.8p =O.01)ISDR(2≦:OR 33p=OLOI). RBV総投与量/BWはn-CC/CC 3.6±O.7/3D±09g/kgで前者が有意に多かった(p=8.6E-6).3)72週投与のSVR率は61%。 SVRに寄与する因子はITPA(n-CC:OR 3.1p=0.02)のみ.治療後因子を含めた検討ではウイルス陰性化時期(by 4weeks:OR O.6. p<O.Ol)RBV総投与量/BW(5g/kg≦:OR 4.2. pニO.Ol)iTPAてn-CC:OR 4.1p = O.02). RBV総投与量/BWは11-CC/CC 5.8±O.9!4.8一+1.9g/kgで前者が有意に多かった(p〈0.01).【結論】n-TTは前治療NRの規定因子であり新規治療でもなお難治であることが予測され治療期間延長によるRBV総投与量:の確保等の工夫も検討の余地があると考えられた |