セッション情報 シンポジウム7

地域から発信する消化器診療

タイトル

S7-9 地方都市における総胆管結石に対するEPBDESTの治療成績

演者
共同演者
抄録 【巨的1住民の移動が少ない地方都市の特性を生かし総胆管結石に対するEPBDESTの短期・長期治療成績を明らかにする事.【対象および方法1当院は平成8年よりEPBDを共同研究施設ではESTを施行10年以上の長期成績を検討するため平成8年から14年までのEPBD群100例EST群80例を対象とし電話カルテにて予後調査を行った.EPBD群は生存50例死亡30例/t不明20例EST群は製例14例22例EPBD群EST群の平均年齢男女比は7015:7L5歳S8/42:36/44であった.EPBD群は8㎜のバルーンを使肌膵炎はCottonの定義に基づいた。【結果1完全裁石率はEPBD群で93%EST群で96.3%平均結石径胆管径処置回数はEPBD群で10.lrnrn13.6mrnL56回EST群で10.6min15.7mm圏回であった.治鯉日のアミラーゼ値はEPBD群6371U/1EST群で3851U/1で急性膵炎はEPBD群で6例(6%)EST群で2例(2.5%)であった.出血胆管炎はEPBD群ではなくEST群では3例(3.8%)3例(3.8%)胆嚢炎肝膿瘍はEPBD群で2例(2%)1例(1%)EST群で3例(3.8%)1例(1.9%)であり胆嚢炎は全例有胆嚢結石放置例であった.結石再発はEPBD群で15例(15%)EST群で16例(20%)に認めた. EPBD群では再発例の胆管径結石径は各々17.7mm133mm非再発例は128mm9.5mmEST群は醗例はIaO㎜9.9mm非醗例は15.6mm10.8mmであったEPBD群では15例中10例がEST群では16例中7例で有胆嚢結石放置例であった.再発までの期間はEP君D群では601日EST群で.は1102日であった. EPBD群では約7年後に再発した1例以外全例3年以内の再発であったがEST群では処置5年以降に4例が再発していた.1【結語】180例中138例(77%)が予後調査可能で、94例(52%)が生存していたEPBDEST群共成績に差異はないがEPBD群では膵炎がEST群では出血胆管炎がみられた.胆嚢炎は両群共有胆嚢結石放置例であった.結石再発はEST群は処置後長期問にわたり発症し持続する逆行性胆道感染の関与が考えられた。
索引用語