セッション情報 パネルディスカッション5

日本消化器病学会診療ガイドライン(大腸ポリープ)を目指して

タイトル

PD5-4 内視鏡診断

演者 岩男泰(慶應義塾大学予防医療センター)
共同演者
抄録 大腸ポリープ診療ガイドライン(Practice GUideline:PG)作成委員会における内視鏡診断の分野について進捗状況を報告する.第1回作成委員会の後各委員より提案を受けた大腸ポリープの診断・鑑別診断・スクリーニングに関するC血rical question(CQ)案は.当初90項目にのぼった.委員聞の意見交換の後第2回目作成委員会においてCQ案の絞り込み・内容修正の作業を行い内視鏡診断に関するCQは12個まで絞り込みが行われている.その後CQ内容の最終ブラッシュアップおよび論文検索キーワードの選定が終了しており引き続き文献検索各論文の構造化抄録の作成それにもとつく論文評価を行い各CQに対するステートメント案の作成ステートメントの推奨レベルの決定を行う予定である.最終的にはフローチャ・一 F作成アルゴリズム作成を目指している.なお本邦と海外の内視鏡診療レベルとを考慮するとCQおよびステートメント作成の基盤となる文献情報については海外のエビデンスおよび推奨ステートメントをそのまま取り入れることは難しいという問題点がある.また内容によってはエビデンスを得ることが難しい項目もある。PG作成は専門医のみならず大腸ポリ・一一・プの診療に携わる一般医の臨床現場での判断基準を支援することが目的であり専門家のコンセンサス形成によるステートメント作成も考慮すべきと考えている.本パネルディスカッションでは実際に選定された内視鏡診断に関するCQおよび推奨ステートメントを示し解説を加える予定である.
索引用語