セッション情報 パネルディスカッション6

未分化型早期胃癌に対する内視鏡的切除の限界

タイトル

PD6-10 未分化型早期胃癌に対する内視鏡的切除は標準治療になりえるか

演者
共同演者
抄録 【目的1未分化型早期胃癌の臨床病理学的特徴から内視鏡的切除の可能性を検討した.【対象と方法12002年1月から2011年10月までに東京慈恵会医科大学柏病院外科で外科切除した単発未分化型早期胃癌102例(年齢申央値60歳)に関して性別腫瘍径占居部位肉眼型組織型深達度腫瘍内開癌の有無リンパ管および静脈侵襲の有無とリンパ節転移について検討した.【結果】性別は男性61例女性41例腫瘍径は5 一 115rnm(中央値35mm)で20mm以下の症例にリンパ節転移を認めなかった.主占居部位はM54例(52.9%)L41例〈40.2%)U7例(6.9%)であった.肉眼型は陥凹型85例(83.396)隆起型14例(13.7%)平坦型3例(3.0%)であった.組織型はpor37例(363か月sig 64例(62。7%)muc 1例(1.0%〉であった.粘膜内癌は61例(59.8%)粘膜下層浸潤癌は41例(402%)でそれぞれのリンパ節転移は2例(3.3%)と8例(19.5%)であった.リンパ管侵襲はリンパ節転移陽性例の7例に静脈侵襲は2例に認めた.【結論】腫瘍径が20mm以下の症例にリンパ節転移は認めずtリンパ節転移陽性例ではsigリンパ管および静脈侵襲粘膜下層浸潤癌が有意に多かった
索引用語