セッション情報 |
パネルディスカッション7
消化器専門医へのキャリアパス
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タイトル |
PD7-4消化器専門医に必要な腹部超音波技術の習得とその検証
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演者 |
中山康弘(山梨大学内科学第一講座) |
共同演者 |
坂本穣(山梨大学内科学第一講座), 榎本信幸(山梨大学内科学第一講座) |
抄録 |
指導医の立場から【消化器専門1医を育てる基本方針1当科では専門研修1年目はできる限り消化器内科特定領域に偏ることなく代表的疾患/処置を体験させ専門研修2年目と3年目は関連病院での研修に場所を移し症例数を増やし専門研修4年目から:は大学でより難易度の高い手技を体験させるのが大まかな方針である.今回は腹部超音波(US)技術に対する取り組みを示す.【US技術教育方針と取組1 US技術習得のため研修医に対しUSシミュレーターを用いた講習会を開きt観察方法/代表疾患の見え方を教育しt入院担当となった患者に対して10例以上(原則.は全例)のUS施行を課す.専門研修1年目以降はUS下処置として肝生検、肝腫瘍生検ラジオ波焼灼療法の順に見学複数回の後に助手をさせ助手複数回試行し手順をマスターした後に施行させている.造影USも助手の後に上級医と試行している.またUSによる腫瘍の同定力向上も必要な研修であるが当科ではUS下処罰を考慮する患者では全例にV-naviと造影USを用いて部位や範囲の再確認を行っている.そのような研修が有用であったか検証した.【B的1当科肝臓専門研修でUSによる結節同定力は向上するか【対象】2010年10月から2011年3月に入院した痙例のうち7年目(専門研修4年目)医師が検査担当となった15癌例27結節【方法】入院時初回USに際しCT/MRIで榴摘された結節をまず7年目医師が同定を試み続いて15年目医師が確認.さらに同結節を遣影USを行う前にV-naviを用いて再確認した.【結果】27結節中で同定された結節数は7年目医師がB一皿odeで11個(40.7%)であったのに対しt r5年目医師は20個(74.1%).しかしV-naviを用いることで7年目医師も17結節(629%)同定でき15年目医師の23個(85.2%)に近づいた.経時的にみると7年目医師は当初皿5%の結節同定率であったが3か月の研修で50%6か月の研修で75%で15年.目医師と同程度に同定できた.【考察】V-naViを用いた自己判断のリアルタイムな検証が有用であると考えた.【結語】[半年の消化器専.門研修でUS技術は向上する |
索引用語 |
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