セッション情報 ワークショップ3

大腸鋸歯状病変の診断癌化ポテンシャルをめぐって

タイトル

W3-6 SSA/Pの内視鏡診断と治療適応に関する検討

演者
共同演者
抄録 【目的1SSA/Pの臨床病理学的特徴から内視鏡診断と治療適応について検討する.【対象と方法】八尾分類使用前後での2人の病理医間の診断一致率を比較しSSA/PおよびHPと診断した126例(右側SSA/P:68例左側SSAIP:22例右側HP:9例左側HP:27例癌併存3例)を用いて部位別大きさ形態pit pattemNBI所見組織異型度からSSA/Pの内視鏡診断と治療適応について検討した. Pit pattern分類は工藤・鶴田らに準じさらに藤井らの皿HIVH型山野・木村らの開H型に細分類した.H型/開H型との混在を含んだ皿/皿H型pitrv/1VH型pitをm群w群とした.NBI分類はa:微小血管が不可視b:淡く茶色い問質c:濃い間質d=辺縁整な蛇行した血管を認めるe:2つ以上のパターンが混在に分類した【結剰診断一致率は八尾分類使用前後でκ値020から0、88と上昇した右側SSAIP左側SSA/P右側且P左側HPの大きさ10㎜以上の割合は58.8%45.5%t 22.2%222%形態は表面上/隆起型:51.5%/48.5%、36.4%/63.6%66.7%/333%77.8%/222%pitは(H型/開H型加群/IV群〉:(4&5%/42.6%/7.4%/1.5%)(68.2%/13、6%/9.1%ノ9.1%)(889%/11.1%/一〆一)(8&9%/7.4%/3.7%/一)NBI‘ま (a/b/c/d/e) : (77.9%/2a.1%/一/一/一)(59.1%/318%/4.5%/4.5%/一)(9/一/一/一/一)(27/一ノー/一/一)でありHPと比較して右側SSAIPは開n型pitや大きさ10㎜以上左側SSA/Pは麗型鮪意に多かった.HPは全例でNBI a typeであった.また腫瘍県別の高異型度腺腫と癌の割合は右側SS触で一5mm:o%6-10m顕:21.4%11mm一:23.8%左側SSAIPで一5mm;O%6-10㎜:&3%11mm一:硫7%であり棚$A/Pでは5㎜を超える病変が左縄A/Pは10㎜を超える軸力t内櫨糠の適応と肋れた.【結論】八尾分類は高い診断一致率を示した.SSA/PとHPの鑑別には右側では開n型pitや10㎜以上左側では隆起型が有用な所見であり右側SSA/Pでは5mmを超える病変が左側SSA/Pは10mmを超える病変が内視鏡治療の適応と思われた
索引用語