セッション情報 ワークショップ3

大腸鋸歯状病変の診断癌化ポテンシャルをめぐって

タイトル

W3-8 大腸鋸歯状病変の内視鏡診断:担癌例の検討も含めて

演者
共同演者
抄録 旧曲11大腸鋸歯状病変の臨床酌特徴を明らかにすること【方法1当センターで内視鏡的ないし外科的に切除された大腸鋸歯状病変434病変を対象とし八尾分類に基づきhyperplastic polyp(H]P)187病 変sesSile serrated adenoma/po隻yp(SSA/P)66病変traditional serrated adenoma(TSA)181病変に分類し比較検討した.また同期闘に切除された管状・管状絨毛・絨毛腺腫(traditional adenorna ; TA)7945病変も検討に含めた.【成績1鞠睡臥(㎜)はHP 57SSAZP 122TSA 11.8でSSA/P.TSAは有意に病変径が大きく存在部位(右側大腸/左側大腸)はHP 49/138SSA/P 55/11TSA 53/1ZZでSSAIPは有意に右側大腸に多く肉眼型(隆起型/表面型)はHP 137/50SSA/P 27/39TSA 161/20でSSA/Pは有意に表面型が多かった(p〈O.Ol).さらに肉眼型を表面に陥凹柚液貯留を伴い粘膜下県側に発育進展するin-verted typeの有無でみるとHP 1病変SSA/P 9病変TSA O病変でSSAIPで有意にinverted typeが多かった(pく0.01).拡大観察ではTSAは松毬状(HP 7.9%SSA/PO%TSA 509%)SSA/P、 TSAはシダの葉状(HP 7.9%SSA/P 40.0%TSA舐9%)HPSSAIPは星芒状(HP 94.2%SSA/P 93.3%TSA 377%)の出現頻度が高かった(p<α01).NBI拡大観察では浦岡らの提唱する拡張・蛇行した血管であるvahcose microvascular vessel(VMV)がSSA/Pで有意に墨縄頻度が高かった(HP25D%SSA/P 64.0%TSA 14.3%)(p〈O、05).担癌率はHP O病変(O%.)SSA/P9病変(13.6%)TSA 8病変(4.4%)でSSA/Pは有意に琴唄率が高かった(pくO.01).一方TAの担癌率は738病変(9.3%)でありSSA/P(13.6%)と差は認めなかったがTSA(4.4%)とに有意差を認めた(p〈O.05).各々の担癌例を比較すると病変径.肉眼型t組織型深達度に差はなかったがSSA/PTSA.の担癌例はTAの担癌例より有意に右側大腸に多かった(p<0.05).【結論1SSA/Pは田と鑑別できる可能性がありまたSSAIPはTAと同等の担癌率を有していた.
索引用語