セッション情報 ワークショップ7

PPIをめぐる最近の展開

タイトル

W7-1 24時間を通じた酸分泌抑制のためのPPI分割投与の有用性

演者
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抄録 【目的】PPIは強い酸分泌抑制効果を示すが投与直後の効果発現が遅い事CYP2C19遺伝子多型により個体差があること夜間の酸分泌効果が乏しいことなどの欠点を有する.更に酸分泌丁丁効果に伴い高齢者で肺炎の危険性が増すなどの合併症も危惧されているしかし酸関連疾患の第一選択薬としてPPIの使用が推奨されておりその治療には24時間を通じた酸分泌抑制が必要である.今回、我々は過去に臨床試験で施行したpHモニタリング試験の結果を集計してPPI別CYP2C19遺伝子多型別投与方法別に比較検討すること特に夜間酸分泌抑制法の最適化について検討することを目的とした.【方怯】我々が過去に検討をしたpHモニタリング試験の結果を集計しOPZ20mg20回LPZ30mg33回RPZ10mg55回を対象に酸分泌論調効果をPPI別CYP2C19遺伝子多型別に検討した.投与方法の検討としてRPZ40mgl回投与(15回)20mg2回投与(20回).10mg4回投与(35回)にてPPIの分割投与法の有用性を検討した.【成績】OPZ20皿gLPZ30mgRPZ10mgの24時間胃内pHは4.3(2.1-7.3)4.8(3。6-6.4)5.5(3.3-7.5)とPPI間で有意に異なりRPZは他のPPIよりも高い酸分泌抑制効果を認めたがRPZでもpH4以下時問割合は35、6%(3.5-738%)と24時間を通じた酸分泌抑制は困難であった.分割投与の検討でRPZ40mgl回投与20mg2回10mg4圃の胃内pHは、4.8(&6-6.4)、5.7(4.1-7.4)/t 6.6(49-8、4)と1日のPPI投与量が同じでも分割回数を増やすことが酸分泌抑制に有用で阿時に夜間の酸分泌抑制も可能となった(10mg4回;夜間pH4以下時問割合;3。4%). CYP2C19の影響はOPZLPZRPZの順で弱くなるがRPZでもCYP2C19遺伝子多型間で酸分泌抑制効果は異なった.1結論】3種類のPP工ともCYP2C19遺伝子多型の影響はあるがRPZは他のPPIよりも夜間酸分泌の調整は比較的良好であり.更に4分割投与により24時間を通じた酸分泌抑制が可能で?PI治療抵抗例には考慮すべき投与方法である可能性がある
索引用語