セッション情報 ワークショップ7

PPIをめぐる最近の展開

タイトル

W7-3 胃全摘術後逆流性食道炎ラットモデルにおけるPPI(Rabeprazole)の効果

演者 橋本直樹(近畿大学医学部外科)
共同演者 今本治彦(近畿大学医学部外科), 塩崎均(近畿大学医学部外科)
抄録 【1目的】胃全摘後逆流性食道炎は.胆汁膵液の逆流による粘膜障害や粘膜防御機構の破掟などがあげられる.治療法としてメチル酸カモスタット投与にて改善を認めずPPIの投与により劇的に改善する胃全摘後逆流性食道炎を経験し胃全摘後逆流性食道炎モデルを作成PPIの有効性を検討した.【方法18週の.Wistar系雄性ラット(3〔ro-350g)16匹を使用し胃全摘後食道十二指腸端々吻合を行った術後1週目より腹腔内にPPI群(n=8):Rabeprazole(30mg/kg/day)Control群(n=8)同量の生食水を2週間投与した.またsham群は全麻下に単開腹した(sham群)(n;5).3群とも術後3週目麻酔下に犠死さし食道を採取した.1結果11.肉眼所見:Control群では食道壁は肥厚白い結節状斑点でおおわれ縦走潰蕩が中下部にみられた.PPI群は軽度でulcer scoreは対照群に比し有意にPPI群で低値であった2.病理学的所見:COntrol群は全例広範囲にわたり食道粘膜上皮が部分的に欠損しびらんが認められた.高度の炎症細胞浸潤が粘膜下層にまで及んでいた一方PPI投与群では食道粘膜上皮の脱落は軽度でtまた炎症性細胞浸潤の程度も軽度でMcr。scopic Ulcer lengthもControl群8±l mmPPI群5±1㎜圃a㎜a鱒ce皿infiltration scoret hyperpltWa scoreもPPI群がControl群に比し有意に炎症の程度が軽度であった.3免疫染色によるCOX2:COntrol群でのCOX2の取り込みはPPI群に比し有意に高度であった、 PCNA-LI Sham群30±5PPI群40士5ContrQl群65±10でControl群は有意にPPI群に比し高値であった4.組織中PGE2(pg/TPmg)=Sharn群25±5PPI群372士30. Control # 691±50でContro1群がPPI群に比し有意に高値を呈した5食道還流液中胆汁酸濃度(μmoYL):PPI群は50圭5Sham群(40±5)に近似しControl群(175±50)はPPI群に比し有意に高値を呈した.【結語lPPIは酸分泌抑制効果のみならず胆汁酸を抑制し食道粘膜内における炎症やoxidate stressを抑制する作用があるように考えられた.
索引用語