セッション情報 |
ミニシンポジウム7
MRIのTopics
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タイトル |
MSY7-6 自己免疫性膵炎の診断および治療効果判定におけるMRI拡散強調画像の役割
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演者 |
沼尾規且(自治医科大学附属病院消化器肝臓内科) |
共同演者 |
牛尾純(自治医科大学附属病院消化器肝臓内科), 玉田喜一(自治医科大学附属病院消化器肝臓内科) |
抄録 |
【目的1AIPにおけるMRIの診断能を検討することを目的とした.【方法12008年4月から2011年4月までの3年間に当院で診断し治療あるいは経過観察した疑診例を含むAIP21例のうち治療介入前にMRIを施行した15例を対象とした.T1強調画像(TIWI)T2強調画像(T2WI)造影MRI像(Gd)MRCP像拡散強調像(DWI)各々の特徴的所見を明らかにしそれぞれの診断能をレトロスペクティブに比較した.また治療介入後にもMRIで経過観察あるいは効果判定がなされている10例において治療前後の画像所見の変化と治療経過を対比した.【成績lTIWIでびまん性高信号T2WIでCap-sule iike rimGdで遅延相増強MRCPで膵管狭細化DWIでびまん性高信号がそれぞれの最も特徴的な所見と考えられたこれらの所見が見られた率はTIWIで66.7%(10/15例)T2WIで86.7%(13/15例)Gdで71.4%(5/7例)tMRCPで69.2%(9/13例)DWIで86.7%(13/15例〉とT2WIとDWIが優れておりさらに対象症例全例で複数個の所見が確認され.総合的にAIPと診断は可能であると判断された.治療介入後の経過では治療効果の高い症例はいずれも各画像所見の改善あるいは消失が確認されたその中でも.DWIが簡便かつ有用であり信号の低下あるいは範囲の縮小が治療経過とともにみられた.DWI所見の改善に乏しい3症例のうち2例は、ステロイドの減量過程でAIPの再燃がみられた.また後腹膜線維症を伴っている考えられた症例は4例あり.そのうち3例はDWIで高信号を示していた.さらに3例ともに治療過程において信号の低下を認めた.【結論】MRIでのAIP診断能は総合的にみて良好であった.特にDWIは視認性が良く膵外病変や腫大リンパ節の同定が容易であることが利点であると考えられたDWIはAIPの活動性を明確に画像化しておりt必須の撮像条件であると考えている. |
索引用語 |
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