セッション情報 一般演題(口演)

IBD・その他

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O-025 本邦における慢性偽性腸閉塞の疫学調査「慢性特発性偽性腸閉塞症(CIIP)の我が国における疫学・診断・治療の実態調査(厚生労働省難治性疾患克服研究事業)」研究班報告

演者
共同演者
抄録 【背景】慢性偽性腸閉塞については現在本邦海外ともに病態も不明な点が多く診断基準治療法も確立していない.今回我々は厚生労働省難治性疾患克服研究事業の一環として全国疫学調査を行う好機を得たため報告する.1【方法】全病院の消化器科内科外科を対象として大学病院/一般病院の別病院の病床数で層別化し層化無作為抽出による抽出調査を実施した.調査は郵送法により施行した.2010年10月に依頼状・診断基準・調査票を対象病院に送付し1年間の受療患者数(新患および再来)の報告を依頼した「患者あり」と報告された病院には第2次調査(患者個人用)を送付した.第1次調査による年問受療患者数の推計には難病の疫学調査研究班サーベイランス分科会の提唱する方法を用いた[結果】第1次調査は全国1349施設に送付し624施設より臣下を得た(有効回答率は463%).第1次調査から2010年の年間受療患者数は受診中断患者を含めると1240(95%信頼区間627-1853)人中断患者を含めないと1142(95%信頼区閥M7-1737)人と推計された.【考察】今回の調査は我が国初の慢性偽性腸閉塞症に対する調査であり世界でも前例のない慢性偽性腸閉塞症に対する疫学調査である.今回の調査で得られた慢性偽性腸閉塞症の年間受療患者数はクローン病(2006年目特定疾患医療受給者証の交付件数では約25700人)に比較すると少ないがPSC(2007年の疫学調査で約1200人)と同等であり決して稀な疾患ではないと言える第2.次調査結果も踏まえt疾患概念の啓蒙と更なる検討が必要である
索引用語