セッション情報 一般演題(口演)

腸炎

タイトル

O-044 当院におけるCD陽性例においてのPPI使用の現状

演者 磯野朱里(帝京大学内科)
共同演者 白井告(帝京大学内科), 三科友二(帝京大学内科), 江波戸直久(帝京大学内科), 阿部浩一郎(帝京大学内科), 安食元(帝京大学内科), 吉野友祐(帝京大学内科), 北沢貴利(帝京大学内科), 山本貴嗣(帝京大学内科), 石井太郎(帝京大学内科), 田中篤(帝京大学内科), 太田康男(帝京大学内科), 久山泰(帝京大学内科), 滝川一(帝京大学内科)
抄録 【背景/目的】近年Clostridium di血cile-Associated Disease(以下CDAD)は院内感染として関心が高まっている疾患である. CDAD発症の危険因子として抗菌薬や酸分泌抑制薬投与などが挙げられる.当院におけるCD toxin陽性例においてPPI使用の現状を検討した.【対象】2009年5月から2010年12月においてCD toxin陽性となった254例(男性167例女性88例平均年齢67.02歳)を対象とし抗菌薬投与の有無PPI投与の有無H2受容体括抗薬の有無について検討した.【結果】CD toxin陽性時の抗菌薬投与は179例(70.5%)過去半年以内の使用歴に至っては241例(94.9%)であった.酸分泌抑制薬投与は陽性弾琴用例は193例(76.0%)過去使用歴があるものは144例(56.7%)であった.酸分泌抑制薬のうちPPI使用は陽性時163例(64.2%)過去使用歴は130例(512%)であった.【結論1 CD toXin陽性例において従来の報告と同様抗菌薬の投与例が多かった.酸分泌抑制薬については約3/4の症例で併用されておりその多くがPPIであった.
索引用語