セッション情報 一般演題(口演)

腸炎

タイトル

O-046 虚血性大腸炎200症例の検討―若年発症例と再発例に対する検討―

演者 濱田健太(津山中央病院消化器・内視鏡センター)
共同演者 竹本浩二(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 馬場雄己(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 岡崎倫子(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 山崎泰史(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 竹中龍太(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 平良明彦(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 柘野浩史(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 藤木茂篤(津山中央病院消化器・内視鏡センター)
抄録 【目的】虚血性大腸炎は日常診療でしばしば遭遇する疾患であるが複数症例の臨床的検討を行った報告はまだ少ないそこで当院で経験した虚血性大腸炎200症例について臨床的検討を行った.【方法】2000年2月から2011年工0月までの問に当科で虚血牲大腸炎と診断されその後の経過を追えた200症例を対象としその臨床的特徴について検討した.次に初発年齢が40歳未満の症例を若年発症例40歳以上を非若年発症例とし2群間での臨床的特徴を比較検討した.また同様に再発症例と未再発症例についても検討.した。【結果1初発年齢は19歳~92歳平均年齢は64:9歳男性51例女性149例で男女比は1:2.9.主訴は下血腹痛下痢の順に多かった.199例で診断に下部消化管内視鏡検査が施行されており好発部位は下行結腸S状結腸の左側結腸で192/199(96.5%)と大多数を占めた.100/199(50.3%)の症例で縦走潰瘍を認めた.治療は基本的には入院で絶食とするが入院を必要としない軽症例も55/200(27‘5%)認めた.若年発症例は19例であり年齢r男女比BMI既往歴内服薬飲酒、喫煙主訴好発部位潰瘍の有無初診時白血球数発症時間について検討した.有意差を認めたのは発症時間だけであった.若年発症例で1は14/18(77.8%)が夜間発症非若年発症例では68/151(45%)が夜聞発症であり若年発症例1は夜閲に発症する割合が有意に高かった(p=O.Ol).再発症例は23例であり再発率は23/200(1L5%)再発までは平均5.4年であった。再発例23例での年齢男女比BMI既往歴内服薬飲酒喫煙主訴好発部位潰蕩の有無初診時白血球数について検討したがいずれも有意差は認めなかった.【結論】若年発症例では非若年発症例と比較し夜間に発症する症例が有童に多かった
索引用語