セッション情報 一般演題(口演)

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タイトル

O-055 0LETFラットの肝および脂肪組織に及ぼすAdvanced Glycation End-products(AGEs)阻害薬の効果

演者
共同演者
抄録 【目的1進行した糖尿病では蛋白質の非酵素的糖化反応の結果糖化最終産物(AGEs)が産生され様々な疾患に関与することが報告されている.糖尿病モデル動物に対するAGEs阻害薬の投与は組織中の血管内皮増殖因子(VEGF)濃度を低下させ血管新生の抑制を介して網膜症や腎症の発症を抑制する.こと.が報告されている.一方肥満動物の脂肪組織では血管新生の尤進を伴った脂肪細胞の肥大化がみられるが抗VEGF薬の投与によって脂肪細胞が小型化し.糖・脂質代謝を改善する可能性が報告されている.そこで本研究では肥満・糖尿病モデル動物に対するAGEs阻害薬の投与を実施し肝および脂肪組織に対する効果について検討を行った.【方法】60週齢の肥満・糖尿病モデルOLETFラッ1トと対照のLET’Oラットを用いてAGEs産生阻害作用を有するアミノグアニジンの8週二四ロ投与を実施し血中および脂肪組織中のAG据S濃度と肝および劉睾丸周囲脂肪の組織形態学的観察〔HE染色)を行ったまた各種の糖・脂質代謝関連指標アディポサイトカインおよび酸化ストレス指標(d-ROMs)についても検討を行った.1結果18週間のアミノグアニジン投与によって血漿グルコース濃度に有意な変化はみられなかったが血中および脂肪組織申のAGEsは有意に減少しアミノグアニジンによるAGEs産生組害効果が認められた肝組織では脂肪肝の改善傾向が観察された.また副睾丸周囲脂肪の細胞サイズは小型化し腹部の総脂肪組織重量には減少傾向が観察された.血中および脂肪組織中のアディポネクチン濃度は増加しレプチン濃度には減少傾向が観察され酸化ストレス指榛は有意に減少した.【結語】肥満・糖尿病に対するAGEs陽害薬の投与は糖代謝に影響することなく体内の酸化ストレスを軽減し脂肪肝の改善および脂肪細胞サイズの小型化および脂質代謝の改善をもたらす可能性が示唆された.
索引用語